緊張感と抱腹絶倒
第3日曜日は、整体の勉強の日。
県内外から、現役の整体セラピスト達が集まり、切磋琢磨する。
整体スクールを卒業してから、毎月1回通い続ける、臨床セラピスト治療家塾。
特に気にもしていなかったけれど、この5年間皆勤。
今後も、這ってでも足を運ぶ覚悟でいる。
この寒い12月の気温も忘れる位に、今日は一段と熱かった!
現役整体師の講義「セラピストの窓ビヨンド」では、トリを務めた先輩が、今後の覚悟や想いを吐き出してくれた。
覚悟を決める、宣言する、着地点を決める。
それが、自分のためでなく、守るべきもののためとなれば、DNAレベルで活動力が湧くのが男。
偶然同じ年の子どもを持つ親同士としても、生き様を子に残すことが一番の務めだと思っている。
それから、できていそうで、できていない下肢の基礎基本を復習した午前中。
動いているようで、動いていないのが、全身の色んな関節。
小さな引っ掛かりを感じて、そこを除去して動きへつなげる。
原理は全身全て同じこと。
「全ての答えは、基本にある」
今年読んだ本の帯にも書いてあった、目の覚める一言を思い出した。
午後は、「S-1グランプリ」
Sとは、言わずもがな整体のこと。
恒例で、年末に開かれるS-1グランプリ。
ガチンコ勝負の、整体でグランプリを競う。
最初の年、僕はあっさり初戦敗退した。
緊張して、手も足もカタカタ震えた。
評価されることが怖くて、無力な自分に腹が立った。
次の年は、初戦こそ突破したけれど、「勝てっこない」と自分で思っていた。
当然その通りになって、プロの整体師に見極められることに耐えられなかった。
そんな自分が恥ずかしくて、何とかしたいと、ずっと思ってきた。
初戦敗退の常連だった僕が、今年は準優勝だった。
自分が一番びっくりしている。
日本一のフミユセラピストアカデミーは、強者が勢ぞろいしている。
強者達の強さは、いつも肌で感じている。
そんな中での準優勝は、ラッキーでしかない。
いや本当に、本当に、、、日頃の行いだと思う(笑)
来年は運で無かったことを証明できるように、また技磨きと人磨きをしていきたい。
その後は、O脚という、カッコ悪い脚の矯正をテーマにして、技術講義。
こちらも熱く熱く、寒さを忘れた。
極めつけは、クリスマスパーティーまで。
最後は、今年で一番笑ったかもしれない。
腹筋がおかしくなりそうだった。
あっという間の1年の中で、年々景色が変わってゆく。
考え方、感じ方、見え方も、どんどん別物になってゆく。
最初から、こっちが見えたら良かったなと思うこともあるけれど、上澄みだけすくっていては薄っぺらくなる。
わからなかったことが、わかることもまた、貴重な喜び。
酸いも甘いも、清濁合わせ飲まないと、コクもキレも厚みも出て来ないのではないだろうか。
そんなことを振り返りながら、今日は床に就こう。
明日へのエネルギー、来年のエネルギーをもらえる場所、御前崎。