「ダサい治療家・カッコイイ治療家」ブラマケ2017
「ブランディング×マーケティング→ブラマケ2017」
今年の3月、5月、10月と、3回に分けて行われた、師匠の渾身のセミナー。
昨日が最終日だった。
3月から、絶えず頭の片隅に置かれることになった、視点。
回数を追うごとに、痛み、苦味、発見、気づき、喜び、確信、など色々なものが身に降りかかる。
ある課題を元に、深く深く、より明確に、分りやすくするために、頭をひねる。
それも、脱水したタオルからまた雫を絞りす出すかの如く、ひねり出すのである。
自分自身でもわかっていない、頭の中が整理され、核となるオリジナルの強みが見えてくる。
正直、終わって一気に肩の荷が下りた気がしている。
3月から背負い続けてきた重みが、スッと軽くなったようだ。
でも気が付けば、負荷を背負ったおかげで筋力が付き、自らの足で歩む地力が何段階も上がったようだ。
ブラマケは、集客セミナーではない。
世の中には、セミナー講師だけが丸儲けする「こうして集客すれば、あなたも売り上げUP」みたいな胡散臭いセミナーが全国各地で毎日のように開催されている。
悩める経営者は、そこから流れる微かな匂いや甘いフレーズに乗せられ、期待に夢を膨らませて参加する。
そこに参加することがある種のステータスのようで、参加した者同士で居酒屋でつるみ、人脈だの出会いだのとつぶやき、SNSにのっける。
僕は、そんな活動をしている人とは距離を置いて、関わらないようにしている。
カッコ悪いからである。
よく考えてみれば、自分の商売が上手くいっていて、忙しい人間は、そんな場所には居ないし、来ない。
売れない者同士でつるんでも、そこには売れないオーラしか渦巻かない。
セミナー講師だって、パッケージのようなノウハウだけを売っている人間だ。
実際に店を持って経営をしたことがない人間が、集客を語っている。
それは打席に立ったことがない素人が、バッティングを語るのと同じだ。
「私の言うようにやれば、上手くいきますよ」
そういう言葉で誘うセミナーは掃いて捨てる程ある。
しかし、「私のやってきたようにやりなさい」
そう言えるセミナーは、日本中を探しても、そうは見つからない。
ブラマケは、師匠が歩いてきた30年以上の経験と、そこから導き出した治療家としての在り方を、惜しみなく伝える、パンドラの箱を開けてしまったセミナーだった。
治療家だって、大工だって、料理人だって、板前だって、美容師だって、鯛焼き屋だって、真のプロフェッショナル達には、皆共通した「意識」と「流儀」がある。
そこには、誰もが惹きつけられる「スタイル」が存在する。
売れないもの同士が鼻息を荒くして集まる世界とは、全く別次元のセミナーがブラマケだった。
そこまで言って、いいんですか!?
それ位に、師匠が口を滑らせて、本物の、本気の治療家だけに向けて、渾身の雫をポタリポタリと落としてくれた。
僕が患者だったら、ダサイ治療家、カッコ悪い治療家に治療して欲しいと思わない。
カッコイイ治療家に診て欲しい。
整体という仕事で人生をやる。
生き方が様になるスタイルに憧れて、僕は師匠についたのだ。
ノウハウや、テクニックやを追って、売り上げ、利益を上げるために、自分のことばっかり考えている商売は、上手く行かない。
ブラマケに参加したことで、変わったことや結果や成果が出ている。
今後も、自分の中で核として渦を巻き起こし続けるだろう。
最後に、ひとつ。
ブラマケに参加した方々は、現役の治療家ばかり。
でも、その人達はきっと、どんな商売をしても上手くいくだろうと思う。
真のブランディング、マーケティングは御前崎にあり。
何をやるかじゃないんだよ。
何のためにやるかなんだよ。
今晩も最後までありがとうございました。