呼吸をハッキングする
自律神経によって自動調整されている体の働きの中でも、
唯一意識的にコントロールできるのが呼吸。
息を深く吸ったり、また全部吐き出したり、意識すれば緩急をつけることができる。
それでいて、寝ている間に息をし忘れるとか、
じっとしているのにゼーハーするとか、そんなミスが無いように、
自律神経が自動調整をしてくれている。
自律神経は、いわば生命維持装置のようなもの。
ただ、その働きは常に最適化されている訳ではない。
自動制御ではあるが、調整ミスや遅れも出る、不具合も出る。
直接命に関わる場合は少ないかもしれないが、体調にそのまま出てくる。
そんな、自分なのに自分じゃない自律神経系に、
呼吸でアクセスして、働きをコントロール出来ないだろうか。
手っ取り早いのは、息止めだ。
息を止めて、血中の二酸化炭素濃度が上がって来ると、
呼吸中枢が反射を起こして呼吸を促す。
この反射を抑えながら、二酸化炭素の濃度と酸素の濃度が、
どこまで変化したら本当に危ないのか、体に馴染ませていく。
息止めに関しては生理学的なデータが少なく、
また専門的な知識が無いと命に関わるので、
くれぐれも、マネしないように。
とりあえず、今朝はどれぐらいの息止め能力があるかトライアル。
1回目は、2分31秒
20回程呼吸をしてインターバルを置いてから、
2回目は3分01秒
初日にしては、結構伸びてくれた。
明日はトライアル3回戦に挑んでみたいと思う。
体にどんな変化が起こるか、しばらく続けてみたい。