ベストコンディションならできる
仕事をしながら、体調管理のためにトレーニングをする。
決まった時間にできるのは、朝のジョグだけ。
ポイントになる強度の強めのトレーニングは、昼休みにできればラッキー。
午後は風が強くなる事が多いし、時間もなかなか取れない。
条件は毎回様々で、体調も毎日違う。
制約がある中で、24時間の中にどれだけの「やること」を詰め込むか。
ここに創意工夫があって、ライフスタイルは千差万別で面白い。
週に2回か、3回は強度の強いトレーニングを入れたい。
同じメニューでも、簡単に出来る時と、キツくて断念する時がある。
今日はあんまりだなぁ・・・と思ってたら意外と走れる時もあれば、
大して疲れてもいないのに体が動かない時もある。
段階を踏んで強度を上げながら、レースペースに余裕を作る事が、ポイント練習の目的。
コンディションが良い状態で走ることができれば、ひとつ上の領域に足を踏み入れる事ができる。
状態が良くない時は、苦しいだけで、疲労が残って、成果も少ない。
走るのは、キツイことをいかに苦しまずにやるかという、
相反するような事のバランスの上に成り立つ。
苦しかった事が、楽になった時がステージアップなのだ。
壁を壊したり、天井を押し上がるのに、
根性で挑んでいたら、やがて無理が来る。
身も心もすり減って、原動力の熱が冷めていく。
必要なのは、脳と体の疲労をとること。
休ませて、負荷に耐えうるだけの器を整えてあげることだ。
集中できる状態になれば、トレーニングが有益なものになる。
安静にしたり、たるませるのとは、話が全然違う。
睡眠を十分に、負荷はメリハリをつけて。
体は動かすほどに、機能的になる。