夏に向けてやること

ここ数年を振り返ると、ランナーとしてのスタイルや結果は、
膝を手術する前と後で、ガラリと変わった。
もっと本質を突かないと、勝負にならない。
もっと核心に近づかないと、歯が立たない。
富士登山競走、富士登山駅伝で散々痛い目を見て、
再起不能とも言われた怪我を負って、取り組み方を一掃しないといけないと感じた。
そこで、身体の構造、機能、仕組みに対して、もっともっと掘る事になる。
自ずと、仕事にも還元されて、見える世界が変わった。
一番徹底的に取り組んだのは、一言で言えば「筋トレ」だ。
パワーをつけるためではない。
筋肉をつけるためではない。
身体の機能の回復と、まだ使っていない、眠っている力を引き出すための筋トレ。
人間は、本来持っている能力のほとんどを、眠らせたままでいる。
それはもったいない。
使っていない筋肉、使えていない神経、
上手く動いていない関節、そこに風を吹き込むのが筋トレ。
強化するという、表面的なアプローチではない。
「強い」
「弱い」
そんな尺度じゃない。
奥で眠っている、まだ参加していない戦力を、呼び起こす。
夏の富士登山シリーズに向けて、心肺機能強化と走力強化と並行して、筋トレもとことんやる。
夏ボディね。
急傾斜でも、低酸素下でも、自分の体をコントロールできるようにね。
補強なんていう、かじったようなトレーニングではない。
オールアウトが基本。
そして、目指せマイナス5kg。
僕もいよいよ、軽量化で勝負する。