親父もアガる
昨日、父親(じいさん)と次男坊(孫)の誕生会を合わせてやった。
父親がそば打ち教室で打ってきたそばを茹でて、サラダ食べて、ピザ焼いて、
寿司桶をつついて、すまし汁をすすり、デザートはイチゴのケーキ。
食い過ぎだろ!!
母親は、事ある毎に会食を設けたがる。
誕生日などの記念日はもちろん、こっち(実家)で飯食ってけと、頻繁に誘い入れる。
子供達は大喜び、奥さんは料理を作る手間が減るので、遠慮なく乗る。
これが年間で十数回ある。
みんなパリピだ。
贅沢なものでなくても、みんなで食べたら美味しいし、楽しい。
デザート食べる前に、少し腹ごなしタイムがあった。
情報化社会とは無縁の父親と、初めて一緒にインスタグラムの動画を観る。
海外のアカウントで投稿された、鉄棒でトレーニングする様子の動画だ。
この冬に単管を組んで作った、マイトレーニングスペース(ただの鉄棒)で、
これがやりたいんだよ!
というのを観て欲しかったのだ。
重力を感じさせないような、日本人にはとてもできないような動きを観て、
父親がその動画に食いついた。
まさかだった。
そこにツボがあると思わなかった。
毎週観てるだろう「いだてん」そっちのけでインスタに食い入る(笑)
見せ筋ではなく、究極の使える体は、見せ筋よりも美しい。
パワー、瞬発力、持久力と柔軟性を兼ね備え、全身が連動して完璧にコントロールされている。
僕がただぶら下がってるだけのものとは、次元が違う。
動画は本数があったので2人で飽きることなく、鑑賞した。
同じものを観て、二人で盛り上がるのは妙に新鮮だった。
時折実家に寄っても、今では一緒にTVを観る事も少なくなった。
お互いが盛り上がる番組も、そうは無い。
同じものを観て、2人で食い入ったのは、ひょっとしたら初めてかもしれない。
親孝行として、これから両親には未知の世界を案内しようと思う。