体がシューズを選ぶか、シューズが体を選ぶか
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体に合ったシューズを選ぶこと。
それから、シューズに合った体にすること。
これは、どっちも大事な事だ。
ランナーにとって、シューズ選びは生命線と言ってもいい。
レースはペラペラのウェアとシューズを身に纏うだけで、ほぼ生身で戦う。
唯一身につけているものであり、実際にシューズでかなり結果は変わる。
また、シューズ選びが重要なのは、ランナーだけでなく全ての人に共通することでもある。
雑な作りの履き物が、体を壊していると言っていい。
評判の良いシューズだから、自分にも合うとは限らない。
大手メーカーだから良いとは限らない。
知名度の低いシューズの中にも、素晴らしいものは沢山ある。
だからこそ、シューズ選びは自分の体に聴いて選んで欲しい。
有名メーカーでも、ずさんな作りのものは沢山ある。
要らない構造になっているものも沢山ある。
本当にいい仕事しているシューズは、少ない。
弊害のあるシューズは、足首から体を壊していく。
すると、壊れた足は、履けるシューズを選ぶ。
壊れた足は、自然な動きができないから、自然な動きをしないシューズに寄っていく。
どんどん壊れていく。
実は全く同じシューズでも、体の状態が変わると、
全く違った足入れの感覚になる。
壊れた足で履くのか、ニュートラルな状態で履くのかで、結果は全く別物になる。
シューズ選びは、体の感覚に徹底的に耳を傾けること。
「いい感じ」「気持ちいい」「しっくりくる」というような、声を聴く。
例えるなら、足の裏でシューズの味をテイスティングするくらいのイメージで。
テイスティングで味が分からなくなっている人も多い。
体はシューズを選ぶけれど、同時にシューズも体を選んでいる。
どんなに自然な動きを作るシューズでも、壊れた足では履きこなせない。
体の状態、関節の動き、筋肉のコンディションが変わると、
足を入れた時の感覚がガラリと変わる。
シューズの悪さも良さも、体の状態が良くなければ分からない。
壊れた足は、インソールでもテーピングでも元には戻らない。
サポートの利いたシューズでも補正できない。
足首、膝、股関節を通して、全身に影響する。
関節の動きを元に戻して、靱帯、骨、筋肉を調整、矯正するしかない。
一度壊れた体、壊れて時間の経った体は、元に戻すのに手間と時間が掛かる。
それ以外に、有効な方法は無い。
これが現実だ。
人は自分の体が壊れた時に、体の事を知り、それをきっかけにより強くなる。
答えは、自分の体の中に全部ある。