ワースト更新
良ければベスト更新、悪くても2時間40分以内と踏んでいた、
今日のしまだ大井川マラソン(フル)。
な、な、なんと!!
2時間56分58秒で、大幅にワースト更新!
やってまったー!!
度重なる刺し込みで、ペースを保てず、早々に戦線から離脱。
レースにならなくなり、ひたすらゴールを目指すだけになった。
一緒に闘うのを楽しみにしていた方には、申し訳ないことをした。
するともう、何所でリタイアするかしか考えられなくなる。
あー、こんなはずじゃなかったわ。
投げ出したい、逃げたい。
やめるのは簡単なんだよね。
呼吸する度に鋭く痛む脇腹。
走ってるのにまともに呼吸できないって(笑)
このまま走って意味あんのか?
これから楽になるどころか、どんどんキツくなるだけだぞ。
もうどうでもいい順位にしかならないし、タイムも出ない。
でもね、途中でやめたら、諦めたら、
それは走り続けるよりも苦しくて、悔しいだろうなと、頭に浮かぶ。
42.195kmごときで、途中でやめた自分を許せないだろう。
完走ぐらいしろよ。
でもな、フルマラソンに絶対3時間はかけるなよ。
これまでだって、どんなに潰れても2時間51分だっただろ。
そんな事を、何度も何度も頭の中で繰り返す。
もうまともに走れないが、何とか足は出る。
30kmの通過は信じられない位に遅かったが、やめなければまだ3時間は切れる。
よし、行くか。
意識は朦朧として、まともに頭は回っていないはずなのに、
肚が決まると時間ギリギリのペースの計算も一瞬で出来る。
そこからは、ペースをこれ以上落とさないことに集中して、
ジョギングに毛が生えたような足取りながら、ゴールまで辿り着いた。
タイムもさることながら、これほどまでの失敗レースは今まで無かった。
ゴール後に気持ち悪くなり、視界が歪んで、マズいなと思った。
迎えを呼んで家で横になったはいいが、そこから全身痙攣が90分ノンストップ(笑)
硬直し続ける筋肉の痛みに耐え続けるしかない時間は、地獄だった。
今日も、自分は弱いランナーだと思い知った。
平地が弱い、舗装路に弱い。
それも距離が延びれば延びる程弱い。
未舗装で、登りも下りもあって、スピード勝負になる場所でしか走れない。
ならば、自分の得意な土俵で戦えばいい。
勝てるレースを戦うのも、ひとつの戦略だ。
でもここ数年、全国クラスのランナーと一緒に走ってきて、
痛い程に感じる事がある。
「未舗装でしか走れないトレイルランナーは、大した事無い」
平地が走れないから山に逃げていると、そこそこの成績は残せても、
一流にはなれない。
ローカルでしか通用しない。
痛恨の極みのマラソンだったが、これもまた、いい経験。
今後に活かせば、必要な肥やしになる。
改善、改良を加えるしかねぇ!!!