量と質と回復について
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暑い時期には、早朝から動くと上手く回る。
この時期には、朝5時スタートで走って、みっちりやって7時終わりでもいい。
最高のサイクル。
が、しかし!
富士山に通い始めた7月初頭ぐらいから、早い時間に起きる習慣が消滅した。
二度寝して起きられないなら、甘えてんじゃねぇ!
という喝も張本さんから入るのかもしれないが、超熟睡なのである。
高負荷のかかる山のトレーニングの時期は、回復を重要視している。
回復し切らないまま山へ行っても、全く登れず、心肺機能にも脚にも負荷を掛けられない。
コンディションが良くないと、往復の移動時間、走った時間、それに見合ったリターンが得られない。
しんどいだけで効果が無いトレーニングは、トレーニングではなく、祈りや儀式に近い。
踏み込んでいない領域にまで迫る事で、体は適応する。
それには、体がフレッシュで、スピードが出る状態である事が必須。
距離も、傾斜も、スピードも適応しなければいけない山のトレーニングは、質と量の調整が難しい。
量が増えれば質は落ちる。
量が無いと質が成り立たない。
やる時はみっちりやって質を確保し、回復を確保するために、全体の量は落とす。
睡眠時間を長くするために、7月から朝走る事を中断した。
富士山でのタイムトライアルでは(本番は別にして)、大幅に記録が良くなったのは、
回復を重要視したことも理由の1つだろう。
富士登山駅伝から2週間、もうすぐ3週間が過ぎようとしている。
レースのダメージ、疲労は表面上は抜けている。
でも、内臓や脳には、まだ回復が必要だと感じる時がある。
大会が終わって燃え尽きて、たるんでいるわけではない。
もう少し、走る量を落とす期間を作って、
体調を上げてから、早朝メインにシフトしていきたい。
8時間、9時間寝て、朝早く起きてみっちり走れたら理想ではあるけれど、
勝負レースの前後は柔軟に動かないとね。
山区間の難しさは、長く後を引く体調の管理も含まれる。
秋には山から平地にシフトしなければならない。
富士登山駅伝だけが照準なら、完全に1カ月オフみたいな休み方も選択肢にはあるけど、
もっと走りを磨きたいし、動いていた方が体調が良い。
来週から、早朝ランナーになれるかな。
相乗効果で、1日のやる事がより上手く回るサイクルを作りたい。