日没とTT対決

今日が最後のタイムトライアル(TT)だなと、6月から決めていた。
あ、富士登山駅伝の事ね。
天気予報とにらめっこしつつ、かきいれ時の土曜の仕事をまとめる。
どうも午前中から昼にかけて、富士宮側は結構な雨が降ったらしい。
それは御殿場も同じだったようだ。
その雨のおかげで何と、この夏一番の見晴らしになった。
5合目から山頂まで見える!
これには驚いた。
5区(4.24km・登り1017m)の最後のTT、やるっきゃない。
正直、全く調整してないし、この1週間で3回目のTTだし、タイムは狙っていなかった。
いつ休んだか忘れるぐらい、休養も取ってない。
でも、もっと良い感覚を掴みたい。
そのためのトライアルだった。
毎度の事ながら、キツキツのタイムスケジュールで動いているので、時間に余裕が無い。
5区のスタートまで歩いて登っている間に、宝永山の向こう側に陽が沈んだ。
まだ明るいが、実質的な日没である。
手元の時計では、完全な日没は6:58となっている。
急げばTTやって、明るいうちに往復できる。
ほとんど登山者も居ない、夕暮れの御殿場の登山道は、集中して走るには最高だった。
昼頃まで降った雨がまた、砂礫を固めて走りやすくしてくれた。
今日のタイムは、50’02”
前回の試走ベスト51’01”を大幅に更新。
この間もそうだったけれど、あと2秒、3秒頑張れなかったのかと思うが、
ラストスパートで時計見る方がロスなので、今回もどうしようもないのである。
3000m越えの砂走館から見る景色は、山頂も下界も見渡せる絶景だった。
残念ながら、僕は水のボトルしか持っていなかったので、画像に収める事は出来なかった。
日没間際の夕暮れに、
タンクトップとハーフタイツのちょんまげが走って上がってくると目立つようで、
山小屋の綺麗なお姉さんが「この間も来てましたよね?」と声を掛けてくれた。
ちょんまげにしてから、顔を覚えてもらう事と、話しかけてもらうことが増えた。
お姉さんと話している間に、下界に明かりが灯り始めた。
本格的に暗くなってくると、スピードを出せなくなるので、
また来ますと挨拶して一気に下山。
何とか日没前に帰って来れた。
これで、富士登山駅伝のためのトライアルは終了。
1週間コンディション調整して、富士登山競走を走り、
それをまた刺激にして登山駅伝まで持っていく。
疲労が取れて、脚力が貯まったら、どうなるか楽しみだ。
足洗って着替えてる間に、完全に陽が落ちた。