その後のズームフライフライニット

ナイキのズームフライフライニット(以下ズームフライFK)の記事も、
結構な反響があって、書いてみて良かったなと思っている。
さて、その後のズームフライFKの調子はというと、
練習エースから更に特化して、ペース走のエースと化している。
スピード練習では使う気になれないけれど、ペース走で使うとハマる。
脚に優しい。
ふくらはぎが全く疲れなくなった。
でも、速く走れるシューズではないので、負荷はバッチリ掛けられる。
強風吹き荒れる河川敷のトラックで10000m(400m×25)
34’48”(3’28”、28”、30”、30”、31”、31”、31”、30”、29”、19”)
12000mにしようと思っていたけれど、強風過ぎて断念。
ダメージは無いけれど、シューズが重いのは依然として変わらない。
ひょっとしたら、260gクラスのシューズを選んだら、
脚への優しさに関しては大差ないのかもしれない。
富士宮駅伝前日の刺激での1000mでも使ってみた。
2’53”(2’19”、33”)
寝起きの30分後とあって、しんどさの割に動かなかった。
森町ハーフで1:10’03”と健闘し、
その後も3’25”での10000mを余裕をもってやれた事からしても、
ズームフライFKは、ロングのレースではかなり優等生である。
レースの流れに乗ってしまえば、重さもさほど気にならないし、
むしろその詰まりに詰まったソールが、脚を温存してくれる。
通常なら重さはロスに繋がるが、ズームフライFKの良い所は、
重くしてでも得るメリットが大きい事だ。
もうちょっと風がやんできてくれたら、
3’25”で12000mか16000m、
3’20”で10000mできるかな。
これを1人で集中してやるのがミソ。
専門店のスタッフは、ズームフライFKは合う合わないの差が大きくて、万人受けしないと言っていた。
誰にも合うは、誰にも合わないのかもしれない。
ここだけの話、ズームフライFKは、
思い切り踵で着く意識で走ると、その機能を十分に発揮する。
あれだけ不安定なソールで、フルレングスのカーボンプレート入りで、
前足部を意識して着いたら、デザインされた機能を半分も生かせない。
騙されたと思って、やってみて欲しい。
一般論が今ひとつだと思ったら、逆へ振れ!!
そっちに解決策があることは、多々ある。
結論:ズームフライFKは、トレーニングでもレースでも使える優等生である。