静岡マラソン2019結果
![](https://i0.wp.com/lakuda.net/wp-content/uploads/2019/02/IMG_20190223_194847.jpg?fit=833%2C625&ssl=1)
普通に走れば自己ベスト、2時間半切りも視野に入れての静岡マラソン(フル)。
結果は、2時間34分05秒で総合22位(部門11位)でした。
ベストとはいえ、消化不良のモヤモヤした結果。
安定したラップを刻み、大崩れなく進んでいたが、
徐々に落ち込むラップ。
ここで後続との差を一気に詰められた。
これまではもっと後半垂れていたし、崩れ出すと歯止めが利かなかったのを、
今回小さくできたのは収穫だった。
トラックのペース走で、一定のリズムを刻む練習をしたのが良かったのだろう。
一方で、今回のマラソンを走るにあたって、距離走はゼロ回。
一番長い距離で、16000mまでしかやっていない。
その良い面と、足りない面が両方出たようだ。
ミッションだったヴェイパーフライ狩りは、かなり高い達成度だったと思う。
イチゴ狩りも、久能街道のエイドステーションで達成。
3個のべにほっぺを頬張った。
エナジージェルを持たない代わりに、練乳とイチゴで補給をしのいでみたのだ。
イチゴのジューシーさが丁度いい水分補給になって、
さらに口どけの良さが、走りながらでも全く邪魔にならなかった。
こんなに食べやすい補給食が今まであっただろうかと、走りながら笑った程美味しかった。
美味さといえば、38km手前に、唯一コーラが置いてある給水所がある。
ここで飲むコーラは、世界で一番美味い。
達成できなかったのは、安倍川もちを食べる事!
エイドステーションのコンテナに、理路整然と敷き詰められた安倍川もちは、
隙間が全然無いので、走りながらでは手で取ることが出来なかった。
もちがタイル張りの如く、綺麗に並べられていたのだ。
誰かが1個目を取れば、そこから崩せたのに!!
走りながら、折り返しで合う仲間と手を挙げて励まし合ったり、
沿道からも多くの方々に名前を呼んで応援してもらった。
道中長いフルマラソンは、消耗も激しい。
ほんの少しの励ましが、どれだけ力になるか、思い知る。
声援に背中を押してもらう、まさにその通りなのだ。
今日は多くのランナーと、多くの方々にお礼を言いたい。
ありがとうございました!
それから、今日のレースを一段と面白くしてくれたのが、
海外から参加してくれたスーパーランナー達!!!!
観光に来ているだけじゃない、無茶苦茶強いのだ。
向かって右の髭の方は、総合でも一桁順位、2時間26分台!
向かって左の方は、2時間30分台。
この写真を撮ってくれた方も、2時間40分は切っていた。
この左の方が、31kmぐらいで僕を追い上げ来て、
「ゲンキデスカー!?」と励ましてくれたのだ。
僕もそれに応えて、互いに「グッジョブ!グッジョブ!」と健闘を称えて、気を取り直した。
その後は僕が着いて行けずに離れてしまったが、ゴール後にまた再開。
握手を交わして、タイムを比べながら再び「グッジョブ!」と称え合った。
この方々、とにかく走る姿が美しい。
カッコ良すぎる。
2時間26分の方も、2時間30分の方も、走る姿に惚れ惚れする。
レースを最大限楽しむ、そんな哲学が滲み出ていた。
3人はどうやらシカゴから来たらしい。
来年も来てくれと身振り手振りで伝えた。
次のレースは「ビワ」と言っていたので、国際大会の「びわ湖毎日マラソン」だろう。
「福岡(国際マラソン)は出ないのか?」と聞かれたので、出る!と答えると、
お互いに出る事が分かって、そこでも盛り上がった。
さらに「シドニーに出てみないか」との問いに、
今まで考えてもみない選択肢に応えに窮してしまった。
どうやら、世界中を走るエリートランナーのようだった。
このやり取りの間、僕は自分の英語力の無さを呪った。
英語力の必要性は重々感じているが、どんどん先延ばしにして生きてきた。
英語が堪能なら、一瞬で心を奪われるような美しい走りをする彼らと、
もっと話が出来たのに!!!
英語を本気で勉強し直そうと、心に誓った。
1万数千人が走った静岡マラソンで、
ワイルドな彼らの目に止まるきっかけになったのは、ちょんまげとサングラスのおかげだろう。
明日は、静岡マラソンを走ったシューズの振り返りをしてみたい。