お手本がいっぱい

大会に出る、記録会に出る、仲間と一緒に走ると、
自分の至らなさや弱さを思い知る事になる。
自信になったことは、ほとんどない(笑)
何回やっても、納得いかないのだ。
改善したら、また新たに改善点が見つかる。
延々の繰り返し。
ぶつかり、迷い、突破口が見つかると、またぶつかる。
成長したと思っていたら、退歩していたりする。
それでも止めずに、変わり続けようとする往生際の悪さ。
走ることを通して作ったその体質が、考え方や生き方を形作る。
ランナーは誰しも、もがき、苦しむ。
僕もほとんど、もがいている。
そんな時に、手本になるのは、周りのランナーだ。
トラックレースで引っ張り合ったり、周回遅れにされたり、
一緒に走っていたのに、終盤で見えない位に離されたり、
練習でコテンパンにされたりすると、必ず自分に何か残る。
息遣い、体の動き、戦術、放つオーラ。
それを目の当たりにして、自分が受ける影響の大きさといったら、もう。
相手の優れている所、自分が足りない所、それが直ぐにわかるのだ。
走ることはあからさまで、誤魔化しが利かない。
受ける影響はダイレクト。
何年やっても、見習う事ばかりだ。
シンプルなスポーツだから、
そこで得たことは、他のあらゆることに応用が利く。
抽象度の高い、法則や定理を掘り起こしているのかもしれない。
親知らずが痛いので今日はこの辺で。
風邪引いたから親知らずが痛いのか、
親知らずが痛いから風邪ひいたのか。
早く寝よ。