今季初トラック

トラック練習は毎週やっている。
苦手でやらなかったものが、馴染んでくると習慣になる。
今ではトラックが一番走りやすく感じるようになった。
今日はトラックレースの初戦。
メインレースではないが、トラックのタイムは全ての距離に通ずる。
エチオピアで「皇帝」と称された最強ランナー、ハイレ・ゲブレセラシエは、
「トラックのスピードの苦しさは、エンデュランス(距離)の苦しさの比にならない」と言っている。
距離を走り切ることは、そう大変な事ではない。
時間を掛ければ、誰でもゴールにたどり着ける。
スピード勝負の過酷さは、それを味わっておくことで、
色んな距離や路面に対応するための芯を鍛えてくれる。
トラックレース初戦、春季静大サーキット記録会、5000m。
雨が降る中でのナイターレースになった。
タイムは、15’39”39
所属の「目次クラブ」は「見次クラブ」の間違い。
呼吸に余裕はあったのに、脚が動かず、次第に守りに入って凡走。
大崩れもしないが、大爆発もしない。
いつ走っても「こんな感じ」から抜け出せず、またしても無難に走ってしまった。
こうして、自分に足りない所に直面して、痛い目を見て、
結果に向き合って、改善を繰り返すしかない。
それを積み重ねて、段々と甘くなくなるのだが、
10年経っても未だ甘ちゃんである。
来月には中部選手権という公式の大会があるので、
今日の弱さを叩き直して挑みたい。
実戦でこそ、人は磨かれる。