綴るということ
![](https://i0.wp.com/lakuda.net/wp-content/uploads/2017/11/2547.jpg?fit=780%2C1040&ssl=1)
「自分の事は、自分が一番分かっていない」
その言葉を初めて聞いた時、納得できるようで、どこか腑に落ちなかった。
外側には出さない、自分だけが知る自分が居ると思っていたからだ。
それから何年も経ち、知識や経験を積みながら、
様々な事を刷り込まれながら生きてくると、
オトナになるにつれて、自分がどうしたいのかわからなくなってくる。
賢くなるにつれて、理性と知性が、意思を押さえこみに掛かる。
わかってはいるけれど、できない。
できないのではなく、自分でできないことにしている。
それもわかっているのに、動けない。
世の中は、そんなオトナで溢れている。
悩むだけ悩んで、一歩も進まない。
どれだけ悩んでも、解決することは絶対にない。
それでも、悩みの深さには皆こだわっていて、
「自分はこんなに悩んでいるんだ」というプライドと化している。
悩むのが好きな人は、悩むだけ悩めばいい。
そこに浸るのもまた、ひとつの生き方だ。
悩むことと、考えたり練ったりすることは、全く別の次元だ。
また、考えたり練ったりしたことを、実践・実行していると、
悩んでいる状況とはもはや雲泥の差がつく。
考えたり、練ったりすることを、頭の中だけでやるのは非常に難しい。
頭の中は、膨大な量の神経細胞とネットワークの集合体であるが、
ぎゅうぎゅうに詰め込まれているために、作業スペースは広くない。
考えるためには、頭の中にあるものを、外へ出す必要がある。
冷蔵庫の中に食材が沢山あっても、
そこから出して広いまな板の上でないと調理作業が進まないのと同じだ。
自分の頭の中を整理する、自分の考えを知る、
自分自身がどう思うか、意思を確認する。
そのためには、綴るという作業が威力を発揮する。
頭のなかで絡んでいた糸をほどきながら、
1本ずつ引っ張り出してくるような、そんなイメージ。
ブログはひとつの整理術でもある。
言葉にする、は力になる。
焼津市・藤枝市の整体「からだ工房らくだ」
〒421-0201 焼津市上小杉269
080-3288-7235(代表 村田稔明)
営業時間 9:30~20:00
定休日 第3日曜他