体幹トレーニングの前にすること
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仕事が終わり、NHKのスポーツ特集を観るのが好きだ。
日替わりで、色んなアスリートが出てくる。
陸上にしても、
テニスにしても、
野球にしても、
サッカー、
バスケ、
バレー、
ゴルフ、
卓球まで、
流行は「体幹トレーニング」。
猫も杓子も体幹トレーニングである。
体幹ね。
みんな体幹が好き。
流行だからね。
スポーツの局面で、体幹を固めてする動きなんてゼロ。
カチコチに固めたら動けない。
ガッチリ固めて、何がしたいのか。
体幹トレーニングの信者は、そもそも「体幹」が分かってない。
なんちゃってトレーナーや、聞きかじり指導者は、
体幹を鍛えれば強くなると思っている。
本質が見えていない。
体幹は固めてはいけない。
それでは呼吸すらままならない。
幹が大事の前に、根を忘れている。
根も張らないのに、幹が機能するわけがない。
全身が発揮するパワーの源は、下半身の機能性に依存する。
日本のスポーツ界は、脚を鍛えることをおろそかにしだした。
かつての日本人が、小柄でも驚異的な働きができたのは、
足腰を鍛えることに重点を置いていたからだ。
日本の生活様式は、脚を機能不全にさせるほど便利になっている。
同時に、日本人の強みだった身体文化が失われつつある。
体幹が弱いからふらつくのではない。
足元が定まらないから、ふらついている。
足元ふらふらで、上体ガチガチにして、結果は出るのかね?
それは言い方変えれば、「力み」でしかないのです。
車でも、生命線は「接地面」でしょ?
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