営業時間9:00~20:00(最終受付)完全予約制・第3日曜日休他

静岡県焼津市(大井川町)藤枝市の整体院、癒しから骨格調整・骨盤矯正まで、身体の仕組みに沿った見立てと施術「からだ工房らくだ」

ほぼ毎日更新!本質を追究するブログ

深く掘ると恐ろしい「コトバ」

ムラタ
WRITER
 
この記事を書いている人 - WRITER -
ムラタ
体の本質を研究する整体師、元消防士でランナー スポーツ障害のケア、癒しから調整、矯正まで
詳しいプロフィールはこちら

言葉には、約束という意味が込められている。

こうして、日々拙いながらも発信をしていて、どうしたらより分りやすく、伝わるブログになるか、工夫する日々。

日頃、頻繁に足を運ぶ場所のひとつが、図書館だ。
中学生の頃から通い始め、高校、大学、社会人になってからもよく通う。

新刊本は多くはないけれど、コアな本も多くて、
どこかクラシカルな雰囲気も好きな小さな図書館。

この間、席に着いてノートをまとめ、ふと後ろの本棚にある一冊に目が留まった。

「伝える本。受け手を動かす言葉の技術」という本である。

ネーミングだけなら、ハウツー本に見えるが、中身は全然違う。

僕は手に取って、ざっと目を通して、寒気がした。
そして、そのまま読まずには居られなかった。

世に溢れる言葉をバッサリと切り捨て、いかにこの時代が「言葉不全」であるか、
いかに中身の無い「カラ言葉」が多いかを暴いていく。

更に、言葉が「届く」と「伝わる」のは全然違うこと。
伝わっていない言葉は、意味を為さないということについて、これでもかと深く綴られている。

日本人は、曖昧さが好きだ。
しかしながら、その曖昧さを含ませた表現が、怠慢やズルさの温床になっている。

言葉とは、約束である。
曖昧な言葉は、何も約束していないのと同じであり、いくらでも逃げることができる。

同時に、約束をしない言葉は、相手に何も伝わらない。
伝わるとは、言葉の受け手との約束だからだ。

例えば、本文にはこんな内容がある。

熟練を疑う
「当店のスープは、山の幸と海の幸の豊かな恵みを厳選し、熟練の職人の技でじっくり時間をかけて、丹念に仕上げてあります。こだわりの一杯を、ぜひご賞味ください」

というラーメン屋のコピー。

このコピーは、送り手から受け手へ対して、何も約束していない。

客が求めているのは、産地の具体的な情報なのに、その約束は具体的に何もなされていない。

「山+海=自然は素晴らしい」程度のことだとすると、「豊か」と称する根拠はどこにあるのか。

豊かと、豊かじゃないを分けるものは、どこにあるのか。

「厳選した」は都合のいい言葉。材料を選ばない業者はいない。

「恵み」だって、高級に見えるから食品関係で多用されている、手垢まみれの言葉。

その後に続く、「熟練」を名乗る根拠は何か?

「職人」と呼ぶための資格は何なのか?

「じっくり」って何時間なのか?

「丹念」とはどんな作業なのか?

例として、ここに書いてみて、僕はかなり面倒くさいと思った。
だって、こんな話が延々と続くのだから。

そう、この本は相当のくせ者で、図書館の棚の隅にひっそりと追いやられる猛毒本だった。

しかしながら、なぜ僕らの言葉が、人に伝わらないかを、構造から問い直すという基本中の基本の本でもある。

ラーメン屋のコピーは、どこかのコンサルティング会社の苦心の迷コピー。

これほど多くの言葉を並べながら、「当店のスープは豚骨や海産物を使っています」程度のことしか言っていないということになる。

ちょっと待てよ!?
そんな言葉、身の周りに溢れ返っているじゃないか!!!

そして、何よりも、何も約束せずに、何も言っていない言葉だらけの世界が、整体の世界だ。

何も約束しない、政治家のような整体師が闊歩するようじゃ、いかん。
この業界も、インチキペテン師だらけになってしまう。

約束できる、責任ある整体師であろう。

言葉の意味を考え直すと共に、背筋も伸びた1冊の本との出会いだった。

長々と、ありがとうございました。

〒421-0201 焼津市上小杉269

080-3288-7235(代表 村田稔明)

営業時間 9:30~20:00

定休日 第3日曜他

この記事を書いている人 - WRITER -
ムラタ
体の本質を研究する整体師、元消防士でランナー スポーツ障害のケア、癒しから調整、矯正まで
詳しいプロフィールはこちら
スポンサーリンク


- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© 焼津市・藤枝市の整体 からだ工房らくだ , 2018 All Rights Reserved.