塩のとり過ぎ

例年に漏れず、今年の夏も毎日毎日、滴る汗をかいてきた。
Tシャツやランシャツは絞れ、ランパンからは汗が滴り、
シューズもグチャグチャ。
想像しただけで、汗臭い(笑)
実際には、かいたばかりの汗や、日常的にかいている汗は、ほとんど臭くない。
放置しておくと臭くなったり、ウェアにバクテリアが棲みついて、
濡れただけで悪臭を放つようになる。
それぐらい汗をかいておきながら、意識して塩分補給したことは無い。
塩分は摂らないように意識していた。
塩分は熱中症予防に何の関わりも無く、塩分が不足して体調を崩す事なんて無い。
今年は特に塩分摂取に気をつけていたおかげで、夏を快適に過ごすことができた。
梅雨のむくみ、ダルさとも無塩、いや無縁。
汗をかいて体の水を捨てることで、体液循環を促すサイクルが上手く回った。
体に貯めてある塩分濃度が濃くなると、古い体液を捨てることが出来なくなる。
これが体調を悪化させる。
暑さに体力を奪われた上で、更に代謝が悪くなるのはキツイ。
塩分摂取は食事からで十分だし、食事する上でも味付けには注意すべきだ。
よく言う、「汗で塩分が出てしまう」というのは大きな間違い。
汗をかいて体から水が抜けた分、要らない塩分を捨てているだけだ。
血液中の塩分濃度はいつも一定に保たれているから、自分で摂る必要は無い。
むしろ、体内の塩分貯蔵は必要最小限にしておくことが望ましい。
過剰な塩分を体から抜くだけでも、4~5kg体重が落ちる。
場合によっては、もっと落ちる。
塩分過剰になって、不要な水を体が溜め込んでいることが多い。
体重は落ちないし、ダルいし、重いし、浮腫むし、みたいな問題は、それで解決する。
浮腫みをいかに解決するかが、体調管理のキー。
脱水して、塩抜きするべし。
塩分は、控えめに。