脚で登らない
![](https://i0.wp.com/lakuda.net/wp-content/uploads/2018/09/富士見バーティカル_180819_0016.jpg?fit=2364%2C1773&ssl=1)
夏の富士登山シリーズ戦(富士登山競走、富士登山駅伝)まで、あと4カ月。
あっという間に夏が来る。
ここから一段と、登行スピードに磨きをかけていかなければならない。
トラックもロードも強くない自分は、登りに賭けるしかない。
勝つために、強みに磨きをかけて一点突破をする。
風が強い時、距離やスピードを踏んだ疲労で脚が動かない時、
富士山現地練習の下積みとして、よく使う高草山満観峰コース。
全長で9.2kmのうち、
最初の1.95kmはひたすら登る。
2kmに満たない距離で、高低差500m。
スピードを出して走れない時は、傾斜で追い込む。
ノーアップで、いきなりトライアルに挑むのが通例。
キロ10分の世界だから、歩いているのに毛が生えたスピード。
アップなんて要らない。
これまで何年にもわたり、何度もアタックしてきた。
昨年の登山駅伝前の仕上がりで、20分13秒。
登りだけ磨いて出したベストタイムだった。
もうこれ以上は縮まらないと思っていたら、
12月にサラッと19分46秒まで縮まった。
2月には19分55秒でも登っている。
20分切りは到底無理と思っていたのに、コンスタントにタイムを出せるようになってきた。
そして月曜の夕方、19分37秒で登った。
昨年の夏、死に物狂いで出した20分13秒は何だったのか。
それも、土日でトラックを走って、脚が動かなかったから行ったタイミングだ。
脚は最初から死んでいる。
なぜ、登行スピードが上がったのか。
鬼岩寺のインターバルも通い詰めているわけではない。
体感としてあるのは、トラックのペース走の継続が、成果を上げているということ。
以前よりも、明らかに余裕度が増した。
ピッチ数も上がり、傾斜がきつくなっても動きが鈍らなくなった。
心臓血管系の開発が進んだとみている。
もうひとつは、股関節の屈曲力が増したこと。
登りに必要なのは蹴る力ではなく、脚を持ち上げる力だと気づいて、かれこれ1年。
徐々に成果が出て来て、思いがけずハーフのベストやマラソンのベスト、
有度山トレイルのコースタイム短縮にもつながっている。
富士登山競走では3時間切り、富士登山駅伝では区間賞で優勝するために、
改善を重ねていきたい。