結果を決めて原因作り
猛烈に何かにハマり、熱中している様を見ると、
「何を目指しているのか」「どこを目指しているのか」という疑問を投げかける人がいる。
目指すものは、何でも、どこでもいいじゃないか。
その質問で、何が聞きたいのだ?
そう突っ込みたくなる。
では、あなたは何を目指しているのか?
そう聞くと、大概は答えられない。
自分のゴール地点、ビジョンが無いのだ。
どんな人生にしたいのか、理想を描いていない。
理想から逆算して、今やる事を決める。
まず結果を決めてから、原因作りをする。
行き先が決まらないと、手段は決まらない。
こうしたい、ああしたい、こうなりたいがあって、
じゃあどうしようかとなる。
この積み重ねが、やがて大きくなり、結果の差になる。
シンプルな公式だ。
「首が辛いのを何とかしたい」なら、
どこが首の動きにブロックを掛けているのかを診て、
その原因にアプローチしていく。
「腰痛から解放されたい」なら、腰が痛くなくなる原因を作る。
・関節に動きがあること
・動きの範囲に無理が無いこと
・筋肉の動きに連動があること
・歪みが無いこと
プロセスは具体的で、確実で、安全性の高いものを選ぶ。
じゃないと、ゴールにたどり着けない。
今やるべきことは、原因づくりだ。
長期的に見れば結果に向かう原因作りでも、
短期的には理解しがたいこともある。
思いもしない原因が、大きな結果を生む事があるように。
抽象(ビジョン、ゴール)も具体(手段、プロセス)も、セットなのだ。
抽象と具体を行き来できるのが、人間と動物の違いである。