長さより短さシンプルさ
![](https://i0.wp.com/lakuda.net/wp-content/uploads/2018/08/富士見バーティカル_180819_0014.jpg?fit=1773%2C2364&ssl=1)
文章を書いていると、表現に迷うことがある。
頭の中に浮かんだものを言葉にしても、それが相手に伝わらなければ意味が無い。
だから、言葉選びは難しい。
伝わる言い回しを求めて、模索は尽きない。
鋭さのある言葉や、
トゲのある言葉や、
冷たい表現をするのも、
あえてやっている。
全て計算ずくである。
言葉の持つ意味以上に、イメージや印象が伝わるのが文章だ。
どれだけ早く句読点を打てるか。
一文を短くできるか。
これが、文章を書く技術だと思っている。
読み手は「。」を待っている。
「。」のなかなか来ない文章は、回りくどい。
言い切らない。
長さからは、自信の無ささえ滲み出てくる。
言い切らない主張で、何を言いたいのか。
長くなればなるほど、自己陶酔に浸り、
やがては話の長い頑固じじいの文章になっていく。
気を付けよう。
1文は短く。
短い簡単な言葉で、深く多くを語るのがこの本だ。
「おしっこちょっぴりもれたろう」ヨシタケシンスケ
子ども達に読み聞かせたら大ウケ。
大人が読んだら、結構深くまで刺さる。
普段ないがしろにしていることを、考えさせられる。
短い本に、大事なことが詰まっている。
もう一冊。
「メシが食えるオトナになる!よのなかルールブック」高濱正伸・林ユミ
小学校に入る前の子どもでも読める。
字がデカい。
文字が少なくて簡単。
もれたろうの読み聞かせよりも、早く読み終わる。
3分あれば大丈夫。
世の中でメシを食うために必要な50の言葉が、シンプルに書かれている。
無難に世渡りするための歩み方ではない。
安定した職に就いて、安泰に暮らすための言葉ではない。
雇われなくても、メシが食えるようになるための言葉が詰まっている。
まさに、人生を生き抜くための言葉。
子ども達にはもちろん、大人がまず読んだ方がいい。
事実、このルールに沿っていない大人は、メシが食えていない。
シンプルに、簡単な言葉で、ズバズバくる。
僕も絵本から勉強しなおそう。