面白いシューズが無い
![](https://i0.wp.com/lakuda.net/wp-content/uploads/2020/05/IMG_20200413_134352.jpg?fit=768%2C576&ssl=1)
そういえば、最近はシューズのインプレッションを書く事がほとんど無い。
昨年は書いたっけ?
2019年までは結構書いてたはず。
特にヴェイパーフライについてのシリーズは、
僕もビックリするアクセスを記録した大ヒットだった。
固定観念、既成概念を打ち壊すものが出てくると、
他はそこに追従していく。
世間でも「厚底」なんて言葉が知られるようになった。
各メーカー、試行錯誤して素材や構造などを開発して、ラインナップも増えた。
でも、一気に加速した技術革新も、
その後の伸びを欠いているように感じる。
アイデアを小出しにしているのか、
現場とラボにすれ違いがあるのか。
メーカーもレビューを集めたいのかな。
レースが悉く無い中で、トレーニングをみっちり積めるという良さはある。
基礎体力を伸ばすことにじっくり時間をかけられる。
だから、シューズの消耗も多い。
というのは、僕個人の話。
レースも無ければ、外へも出にくいとなれば、
シューズが売れまくるなんてことは無いだろう。
開発しても、売れないというのは、進歩が停滞することにつながる。
今後のシューズのラインナップとして、
「厚底」か「薄底」という分け方はナンセンスだ。
身体の整備屋として、僕が掲げたいのは「曲がる」か「曲がらない」か。
足の指が曲がる、曲がらないの区分け。
カーボンプレート、ナイロンプレート入りは曲がらない。
曲がらないことで転がりを導いている。
プレートは入っていなくても、ソールの形が揺りかご状になっていたり、
厚みがあって曲がらないものも、結果的に転がりを作っている。
薄くても、硬い素材で曲がらないようにしてあるものも結構ある。
脚の負担を減らしたり、スピードを出しやすいという利点はある。
しかしながら、足の機能をシューズに持たせている分、
足がもつ本来の機能は制限されてしまう。
市場に出ている8割のシューズは曲がらない。
残り2割の曲がるシューズは希少な存在だ。
長距離走は8割が長く走るためのトレーニングになる。
その8割は曲がるシューズで。
2割の速く走るためのトレーニングは、
曲がらないシューズで走るとバランスが取れる。
春夏モデルは、面白いシューズ出るかなぁ。。。