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静岡県焼津市(大井川町)藤枝市の整体院、癒しから骨格調整・骨盤矯正まで、身体の仕組みに沿った見立てと施術「からだ工房らくだ」

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第75回富士登山競走 振り返り③

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体の本質を研究する整体師、元消防士でランナー スポーツ障害のケア、癒しから調整、矯正まで
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第75回富士登山競走 結果

第75回富士登山競走 振り返り①

第75回富士登山競走 振り返り②

僕が過去、富士登山競走でぶち当たってきた壁は、痙攣だ。

膝から下、時には大腿が痙攣する。

それも、これ以上無い位の強いもので、

膝下に関しては足首も変な方向に曲がってしまい、足を置くのも難しくなる。

岩場が始まってから、痙攣は徐々に顔をのぞかせ始めた。

強くならないように、かわす、かわす。

それでも、ゴジラの背中のような凸凹の岩場で体を支えようとすると、

ふくらはぎからアキレス腱、足指まで強烈な痙攣が発作的に起こる。

標高が上がる程に、発作的ではなく、持続的な痙攣に変わる。

 

それでも、止まることはできない。

トップは目の前だし、後ろからは江本さんが来ている。

その後ろからも、追い上げてきている選手はいるかもしれない。

 

動かなくなった脚を、無理矢理動かしながら、

岩場にかじりつき、手も腕も使って登る。

 

5合目で2分あった差を、

1分まで詰めてきたのに、

体が全く言うことを聞いてくれない。

 

精神的なものも、まだ使っていない筋力も、

自分の中に残っている、

動力として使える、ありとあらゆるものを探し出す。

 

体を前へ、上へ、数cmずつでもいいから進めてくれるものを、

今ここに注ぎ込む。

 

僕が今まで経験した、極限だったのかもしれない。

 

水を一口飲み込む、たった一瞬だけ呼吸が遮られるだけで、

ブラックアウトが起こりそうになる。

酸素供給と消費がギリギリで釣り合ってる状態。

水を飲み込むことですら、意識が飛びそうになるくらいに苦しい。

 

トップとの差は、詰まったり、開いたりをくり返しながら、

結局最後まで埋まらなかった。

体が思うように動かなくなってから、

僕を山頂まで連れて行ってくれたのは、

応援してくれる登山者、山小屋のスタッフ、大会の関係者達だ。

 

本当に追い込まれたとき、もう何も自分の中に残っていない時、

手を叩いて、時に鐘を鳴らして、声をかけて励ましてくれる人達が、

息を吹き返すきっかけをくれる。

 

申し訳ないのは、その声援に応える余裕が無いこと。

お礼を言っても、ヘロヘロな状態で、

ぞんざいな返事に聞こえてしまうだろうということ。

 

3000m以降、在日米軍と思われる登山パーティに何度か会った。

その度に、「Watch out!Watch out!」と道を開けるように周りに声をかけて、

僕の脚の太さくらいの腕をもつ屈強な男たちが、手を叩き盛り上げてくれた。

 

スタートの段階から、フィニッシュまで、

富士吉田市の熱い想い、ホスピタリティに包まれていたレースだった。

全ての段取りが計算されていて、丁寧で、滞りが無い。

日本一の山岳レースというのは、運営のクオリティの高さのことではないか。

 

もう一度、鍛え直して、また戻って来よう。

 

5合目まで自力で降りてきて、着替えて、

道の駅まで送ってくれるバスに乗る。

道の駅ではスタートで預けた荷物を受け取り、

各自指定された駐車場まで送ってくれるバスに乗り換える。

 

今大会は、表彰式も閉会式も無い。

 

道の駅でも暑かった。

ブースに出ていた太い麺の焼きそば。

大会参加者には、道の駅で使えるクーポン券が500円分配られる。

 

今まで食べた焼きそばの中で、こんなに美味しい焼きそばは無かった。

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