キロ6マジック
ゆっくり走るのは苦手だ。
体が温まるにつれて、どんどんペースを上げたくなる。
キロ5分以上で走ることは、これまでほとんど無かった。
わざと、抑えて抑えて、じれったくなるぐらいに抑えないと、
キロ4ぐらいまでは、直ぐにあがってしまう。
それぐらいのペースでのジョグが主だった、この10年。
それはそれで、悪くなかった。
ただし、ピークを作るのには向かない。
福岡国際マラソンまで、あとわずか。
ここまで来たら、風邪引かないこと。
疲労を抜くことに専念すること。
動きは失わないこと。
昨日は朝の散歩だけにした。
負荷を軽くしたら、体の浮腫みも結構抜けて、おしっこジャカジャカ。
水が抜けると、脚の張り感、ダルさ、重さが緩和される。
皮膚の膨張の度合いって、ホント大事。
今日はキロ6分で10キロ。
もうほんと、歩いてるような感じ。
ゆっくり走るって難しい。
白バイの先導が15km~20km/hで走るのが難しいように、
速度が落ちる程に安定性を失うのだ。
勢いで誤魔化せないから、動きの正確性、操作性が問われる。
雑にやったら、どこまでも雑にできる。
無限に走れそうなぐらい楽なペースは、僕にはハードルが高い。
汗かいて、筋肉を緩めて、一段と体は楽になった。
12月1日までに、どれだけ調子が上がってくるか。
キロ6のペースも好きになれた、小雨の中のジョグだった。