その場しのぎのツケ
痛みやシビレや、違和感、動かしにくさというものを、カラダからの信号と考える。
上記のものに限らず、カラダに現れる様々な症状は、全て信号である。
浮腫んだり、アレルギー反応でかぶれたり、下痢をしたり、吐き気や、めまいなども同じこと。
これは誰に向けての信号かというと、カラダから自分自身に向けられ、周囲に対してとの2方向である。
何かしらの異常事態や、危険な状態を知らせてくれている。
信号が出た場合は、何かしらを改めると同時に、処置する必要がある。
一方で、信号そのものを強制的に遮断するのが薬だ。
様々な薬の開発は、人類の叡智の結晶でもある。
根本的な問題解決のための薬ならまだしも、
その場しのぎの薬というものほど身近にある。
下痢止め、吐き気止め、痛み止め…etc
その場しのぎの薬は、臭いモノにはフタ!と同じ。
ゆくゆくは、異常の発見を遅らせたり、手遅れになるのだ。
その場しのぎのツケは、恐ろしい結果になる。
カラダに現れる信号を、どう受け取ってあげるか。
どのような意味合いとして考えるか。
ここが、知識と経験の試されるところである。
また、異常事態の赤信号もあれば、異常無しの青信号もある。
青信号は青信号で、「異常有りません、絶好調です」と静かにアピールする。
「問題ない」という状態は、自分にも周囲にも平然と知らされるのだ。
その場しのぎのツケは、カラダ負債となり、やがてデフォルトとなる。
カラダのデフォルトは、自分にも周囲にもイタイ。
カラダから色んな信号が出るということは、正常な事。
しっかり機能してくれているということ。
痛みを感じるって、正常であることの証。
出来る限り薬に頼ることは避けて、センサーの働くカラダにしておこう。
カラダにも、自分にも、正直がいいね。