暑熱順化は3回必要
今日の走生塾(恐縮ながらコーチをさせて頂いている)は、挑戦会。
16km×2本のメニュー。
8kmの往復コースなので、どこで折り返してもよし。
全体の流れを見て、僕も走る距離やペースを決めようと考えていた。
挑戦会には、静大の陸上部長距離ブロックの学生も参加してくれた。
1本目の16km、折り返しからペースアップし、
登りでキロ3分30秒前後になる。
別についていく必要はないのだが、せっかく学生と走れる機会なので、
その流れに便乗してしまう。
ペースダウンは受け付けがたいので、そのまま押していく。
1本目ですっかり出し切った感があるくらい、いいペースだった。
2本目は、軽く流して脚づくりにした。
挑戦会を通して、今日は日差しも強く気温も高かった。
かく汗も、濃度が濃い感じがする。
気化しにくい汗は、熱を逃がしてくれない。
今日は走っていても、体の中に熱がこもる感じがしんどかった。
走り終わった後は、べた付く肌と熱をもった体を冷やすべく、
朝比奈川にダイブ!!!!
これがとても気持ちが良く、一気に疲れが取れた。
毎日汗をかいていても、夏モードに切り替わるには、
今日の「詰まった毛穴を開通させる」ような汗出しが要る。
それも、3回やると完全にサラリとした、
気化しやすい汗をかけるようになる。
野球をやっていた頃も、火災現場でも、
走っていても、熱中症とは全くの無縁。
最近は、「熱中症予防のために水分補給」とばかりうるさい。
みんな、飲みまくっている。
スポーツドリンクも、経口補水液も、飲みまくっている。
しかし、夏には熱中症患者が多発する。
どれだけ喚起しても、どんどん増える。
おかしいと思わないだろうか?
何を飲むかは、実は予防と発症に全く関係ない。
キーポイントは、「どれだけ脱水できる」かどうか。
脱水して、熱を逃がすことができるかどうかが、結果を左右する。
汗をかくことを考えていないから、
飲んでばかりで熱中症になる。
飲みすぎて溺れていると言ってもいい。
長年スポーツをやっている人なら経験があるはず。
汗をどんどんかいて、一滴も汗が出なくなってから、
体の動きが良くなっていく段階を。
実はこれにも、ちゃんと根拠とメカニズムがある。
水分補給は喉が渇いた時にはもう遅いとか、
何分おきに飲めとか、これを飲めとか、
デタラメな洗脳が多過ぎる。
日本人は過保護過ぎて、体本来の機能を使っていない。
もしランナーなら、無補給、無給水で自分がどこまで行けるのか、知っておくべき。
それを探るのがトレーニングだ。
話が脱線しまくりなので、この辺で。
運動生理学って、面白いね。
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