アク抜きの極意
タケノコを掘った後は、アクを抜かなければならない。
掘るだけ掘って、下ごしらえは女性にさせるような男が生きられる時代は、
もう終わった。
アク抜きが厄介なのは、普通の家庭用の鍋にタケノコが入らないからだ。
十分に水に浸からないとアクも抜けきれない。
大量に掘った時は、アクを抜く処理が面倒くさい。
掘ったタケノコはお裾分けすることもある。
そんな時に、アクが抜けていないのは申し訳ないので、
秘密兵器を出してきた。
一斗缶(容量約18リットル)とブリキのかまど。
一斗缶にタケノコを詰めるだけ詰めて、米ぬかも大量に投入して、
薪をどんどん放り込む。
これで一気に煮詰めれば、申し分なくアクが抜ける。
スマホが溶けそうなくらい、熱い。
見ていると、BBQしたくなってくる。
1時間くらいでボコボコと沸いてきて、火が弱まるまで煮る。
煮詰まったら蓋をして、朝までそのまま放置。
アク抜きできたタケノコは、好きなように調理。
味噌汁、タケノコご飯、煮物にしてもよし、揚げてもいい。
それから、スライスしてそのままも、イケる。
食事は生きるためにするもの。
食べるために生きると、つまらない人生になる。
しかしながら、タケノコの美味しさを味わうと、
時には食べるために生きるのも有りだなと考える。
こんなに美味いのに、タケノコはほとんどが食物繊維と水分で、
カロリーはほとんどない。
大事な栄養素は詰まっていて、様々な働きをしてくれる。
食事は、カロリーじゃない。
食べ切ったら、また掘りに行こうと思う。
焼津市・藤枝市の整体「からだ工房らくだ」
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