仕込みを入れる
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単純でありふれていて、聴き慣れた言葉かもしれないが、
僕は「仕込み」という言葉が好きだ。
仕込みとは、言うまでもなく、準備の事。
想定される事柄に対して、どれだけ準備しておくか。
その準備の幅広さ、深さが大事な事柄を左右する。
大概のことは、事前に準備できる。
準備していなかった不測の事態でも、
過去の準備で乗り切ることができたことは、
誰にでもあるはずだ。
仕事には、形として目に見える仕事以外にも、
仕込みの段階で人目に見えないものが存在する。
どんな仕事でも、小さな小さな仕込みが大きな仕事へとつながる。
そこにはかならず「なんのために」という方向性があって、
目的から逆算されたプロセスが存在する。
僕は「仕込み」という言葉が幅広く使えて好きだけれど、
大工である父親は、「段取り」という言葉をしきりに使っている。
準備という言葉よりも、段取りの方がズッシリくるように感じる。
ただ、段取りという言葉は、現代ではあまり使わなくなっている。
何でも、時短、簡単、手間いらずの現代では、
仕込みや段取りというものは、馴染みが薄くなっているのかもしれない。
だが、便利が進むからこそ、人の頭で考えて仕込む手間暇の価値は、
一層上がっているようにも思うのだ。
仕込みに掛けた手間暇が、いい仕事になる。
スポーツも、芸術も、料理も、全部同じ。
随分抽象的になってしまった。
睡眠時間は、次の日への仕込みだなぁと、
そんなことを考えていたら、あらぬ方向へ考えがフラフラと漂流した。
というわけで、今日はこの辺で。
また明日!
焼津市・藤枝市の整体「からだ工房らくだ」
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