足裏からどこまで行けるか
昨日の富士宮駅伝はもう終わった話。
終わったら間髪入れずに切り替えて、次に進む。
ただ、ひとつだけ予想以上に大きな発見をしたので、
備忘録として残しておこう。
実は富士宮駅伝前に結構集中的に走り込んだせいで、
ダメージの深い筋肉痛が抜けなくなり、
それに伴い常に脚が重く、動きも噛み合わなくなっていた。
走り出しても、動きが悪いせいで身体も温まらず、
ペースも上がらないしスピードも出ない状態。
JOGの中で入れる1km×1本も、
2分52秒や54秒が精一杯で、息も絶え絶えだった。
脚がパンパンに張ってしまうので、無理矢理漕いでいるような感覚。
これはまずいなと、3日前から焦り始めた。
休んでも、練習を軽くしても深部疲労が抜けない。
アキレス腱もふくらはぎも、ハムストリングスも、大腿四頭筋も、
濡れたまま放置されて乾いた雑巾にように、
カチカチ、カピカピな感覚だった。
考えてみれば、1月からずっと連戦で、
その疲労を抜く間もないスケジュールだった。
短い距離のレース程、筋肉への負荷は大きい。
そこで僕が取った策は、足裏からのアプローチ。
走るのは地面を「蹴る」のではなく、
地面反力を推進力に変換する行為。
「足部」で受けた地面反力が、瞬間的に膝や太腿、お尻から頭まで伝わる。
そこで、足裏に普段と違った「固定化されていない刺激」を入れて、
地面反力が伝わるルートを再構築、整備しようと考えた。
結果的に、これが絶大で、
カンカンに張ったアキレス腱がスッと緩み、
ふくらはぎから上の筋肉の緊張の度合いが一気に下がった。
足裏で全てが解決するわけではないが、
運動連鎖のルートを整備するには、セルフケアとして有効だ。
今回活躍したのが、これ。
木をギザギザに彫ってある、アジアン雑貨の店で見つけたもの。
380円くらいだった。
僕は「ドリアン」と呼んでいる。
握ると気持ちいいので、購入したものだ。
足裏に当てるには、思い切り体重を掛けないと、
くすぐったくてたまらない。
身体が「慣れていない」ことをすると、機能が戻ることがある。
このドリアンのおかげで、駅伝の疲労も無く、
今日は峠を二つ越えて46km(3時間35分)も、
最後まで脚が動いた。
ドリアン様様である。
今後もっとドリアンの使い方を極めて行けば、
僕の仕事は無くなるかもしれない。
焼津市・藤枝市の整体「からだ工房らくだ」
〒421-0201 焼津市上小杉269
080-3288-7235(代表 村田稔明)
営業時間 9:30~20:00
定休日 第3日曜他