スピードを引き出すために

10月29日にマラソンを走ってから、今年はレースも無いこともあって、随分とゆるい練習をする日々が続いている。
大体15km~25km位を流して走ることが多い。
ペースも決まっていないので、気分でキロ4分30秒位から4分位で流す。
ペースを上げても3分50秒位で、それ以上は上げる気がしない。
体調維持、コンディション維持のためのランニングは、その程度が居心地がいい。
そんな、温々したランニングライフをしていた所で、走生塾の塾長から、今日の午後の練習会のメニューのメールが届く。
「オール追い風の500m+1km×4+500m」
ガチガチのスピードトレーニングだ。
スピードを出す日々から離れていたので、数字を見ただけで恐れおののく。
だって、スピード出ないもん!!
しかし、塾長の命に対してNOは無い。
ハイかYESか、喜んでしか、返事の種類は無い。
無理なく、無難にこなそうと思っていたら、塾長は攻めるプランで行くという。
塾長が攻めていて、コーチの僕が程々のペースなんて訳にはいかない。
僕も乗っかることにした。
このところスピードトレーニングから離れていたこともあって、抑えに抑えて入る。
最初の500mは1分35秒
1km1本目:3分6秒
2本目:2分59秒
3本目:2分55秒
4本目:2分53秒
ラスト500m(実は10m位長い):1分23秒
やりたくない練習ナンバーワンの、1km×〇本というメニュー。
なんとか無事に終わることができた。
追い風とはいえ、思いの外スピードを出すことができたと思う。
むしろ、上出来だった。
このところの、ゆるい温々とした練習が、以外にも脚固めになっていたようだ。
市町対抗駅伝の代表も、10年ぶりくらいに選考落ちしたことで途端にお払い箱になった。
最近は所属のクラブチームでも若手の大量加入で選手層が厚くなり、僕は幽霊部員と化しているので、レースに出る機会もグンと減った。
スピードを上げて走ることから、随分遠ざかっていたような気がする。
駅伝で、どこまで戦力として使ってもらえるかは、分からない。
必要とされる限りは、スピードが錆びないようにしていこう。
息の上がる練習も、たまにはいいものだ。
塾長、ナイスメニューでした!
