やってはいけない選び方
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時間を作って本屋へ行く、隙あらば本屋へ行く。
思考の閉塞感を打ち破ったり、新しい風を取り込んだり、解決法を探ったり、
本屋にはヒントがそこら中にある。
Amazonがあっても、本屋は必要。
同じ本を繰り返し読むのではなく、新しいものを読む場合、
大まかな目的はひとつだ。
それは、自分に無いものを取り入れるということ。
新たな知識、新たな視点、考え方に触れて、
自分に無いものを外側から取り入れる、インプット。
中には、概念や世界観がひっくり返されたり、
心がざわついたり、頭が混乱するものもある。
本選びは、それでいい。
むしろ、そうじゃないと意味は無い。
概念を壊されて、また構築して、時に訳分らなくなって、また行き着くところがある。
延々とそのくり返しで、余計なものを削ぎ落としていく。
一番やってはいけない本の選び方は、
その内容に共感できるもの、
親しみを感じるものを選んでしまうことだ。
読んでいて気持ちの良いものは、
自分の価値判断に照らし合わせて、異質でない、考えに合う内容や嗜好のモノだ。
一見すると何の問題も無いこの選び方は、結構危ない。
安全地帯を確保すると共に、自分の思い込みを強化して、合わない価値観を排除する。
同じ世界観から出られないので、思考もやる事も変わらない、現状維持。
互いの方向性を舐め合い、安心を確保する。
そんな本の選び方は、偏りを強くして見え方を歪ませる。
歪みを正す整体師が、世界が歪んで見えていたらイカンでしょう。
でも、治療の業界には世界が歪んでいる整体師が多いなと、感じる事が多い。
依存して、安心したくて、信じていたい、すがりたい。
そんな、メンタルがイッちゃってる整体師が業界には多いのだ。
感情を揺さぶられるモノ、
怖さを感じるモノ、
耳が痛いモノ、
概念を覆されるモノ、
意味不明な新たな知識と理論、
時間かけないと理解不能に思えるモノ、
これこそが、現在の自分にインプットすべき本の選び方だ。
インプットしたものが思考を変える、
行動を変える、
習慣を変える、
人生を変える。
世界観の広さと、深さを作っていくのは、
居心地の良い場所から一歩先へ出る勇気。
今日はこんなところで。