何でもあるけどいい加減

あのお店、何時までだっけ？

いつ休みだっけ？

電話番号調べなきゃね。

 

ネットで全部わかる。

良い時代になった。

電話帳で調べなくてもいいのだ。

 

多肉植物の育て方も、

名前は知ってても作り方が分からない料理のレシピも、

原因不明の体の不調も、

 

検索したら、何でもヒットする。

膨大なデータベースの中から、引っ掛かってくる。

 

便利便利。

誰にも聞かなくても、直ぐに調べられる。

教科を勉強する意味すら危うい。

 

画面に出てくる事が、答えのように見える。

 

これが落とし穴。

営業時間や定休日ぐらいは合ってるとして、

その他検索で出てくることは、かなりいい加減だ。

 

会った事も無い、どっかの誰かが、勝手に言ってる。

名前と顔をだすならまだしも、名乗らず、顔も出さず、無責任に発信する。

 

データベースが膨大になった分、そんなガセネタも膨大になった。

 

ちゃんちゃらおかしい事言ってても、

それを読んで、おかしい事に気づけない。

鵜呑みにしてしまう。

矛盾点や不合理な点に気づけない。

 

それが問題。

 

なんで無条件にヒットした事を信じるのか。

ひとつは「整った字体」には人を従える力があるから。

手書きの字よりも、今読んでいる画面のこの字体は、信用度が増す傾向にある。

キレイな文字には、人を動かす力がある。

 

「どこかの誰か」が言っている事になると、

第三者がそう言っているのだという、信用性が増す気もしてくる。

実際には、得体の知れない誰かであるのに、

遠い所の誰かの事は、プロフェッショナルに思えてくる不思議。

 

そんないい加減なネット検索の世界で、

蓄積のあるブログは、信用していい。

ペンネームで書いてるとしても、継続した更新は、

その人となりの、存在感が伝わってくる。

 

ネットの情報は、必ず取捨選択をすること。

騙されたり、信じ込んだりしないように、疑いの目から入ること。

 

そんないい加減な世界に、いい加減な自分がまた、今日も発信をする。

 

あ、台風情報は、随時チェックしてね。

ようは、使いよう。

ではまた！