2019.6月エコパ5000m
昨日は大荒れの天気と思いきや、袋井のエコパスタジアムの中は、
何の言い訳もできない位の絶好のコンディション。
この6月で、気温20℃前後。
雨が降ったりやんだりで、暑くも寒くも無い。
こんな好条件を、誰が予想できただろうか。
(写真撮り忘れてきた事を後悔している)
風の影響を受けない構造のエコパスタジアムで、
更に硬いオールウェザーの高速トラック。
出場選手達は皆、その条件にどこか色めきだっていた。
今年、4本目の5000mの結果は、
15’48”57
ほぼ登りの練習だけに集中している今は、トラックやロードのスピードは一切度外視している。
階段だけで強化している状態になると、動きが重くなりがちだ。
そんな状態の今、昨日はまずまずのスピードトレーニングになった。
今年の5000mのタイムは、記録だけ見れば依然として低空飛行に留まっている。
3月30日静大サーキット15’39”39(土砂降り)
4月13日静岡県中部選手権15’55”09(前々日39℃の発熱)
5月11日静岡県長距離強化記録会15’52”93(また風邪引いた)
6月15日静岡県長距離強化記録会15’48”57(最高の条件にも関わらず)
好条件だろうが、土砂降りの悪条件だろうが、風邪引こうが、いつでもこれぐらいは外さない。
練習の一環で、疲労抜きも調整も無しにしては、OKとしたい。
スピードトレーニングに集中したら、また15分20秒前後や、
3000mの8分台に戻れるのだろうか?
前は3000mは最低でも8分台だったのに、今は全然行ける気がしない。
山もトラックもロードもやると、切り替えと両立が難しい。
テーブルの上に、全て載せる事はできない。
富士登山シリーズ戦が終わったら、スピードやるかトレイルやるか、どちらかに絞ろう。
昨日はチームのメンバーもみんな大健闘で、
ベストタイムやそれに近いシーズンベストで走っていた。
仲間であり、ライバルである存在のメンバー、お互いが刺激し合い、切磋琢磨している。
一緒に走る仲間の活躍は嬉しい反面、悔しさもある。
次は負けないぞと、また勝負を挑むのだ。
出身も、住む地域も、学歴も職業も、所属もバラバラのランナーが、
走る事を通して知り合い、交流し、高め合いながらトレーニングを積む。
しがらみや、垣根も無い。
ルールが無いのがルール。
「好きなら走れ、以上」
って、『風が強く吹いている』で清瀬が言ったように、
走る事が好きなだけで、人は仲間になれて、強くなれて、優しくなれる。
振り返れば、つい5、6年前までは、今ほどメンバーもいなくて、
高齢化が年々進み、と競技水準の維持が難しいぐらいの状況だった。
見次クラブは駅伝チームなのに、メンバーのやり繰りに苦労していた時もあった。
でも、みんなで「見次クラブ」のユニホームを着て、各地のレースを荒らし続けてきた十数年。
力技のPRは、中学生や高校生、大学生、更に社会人ランナーに浸透して、
どんどんチームに若手が入ってきてくれるようになった。
僕が高校2年の時、初めて見次の先輩と走った時の衝撃。
絶対に追い抜くと、ロックオンした背中。
いつしか僕も、その当時の先輩達と同じ年齢になってしまった。
あれから、15年も経つのか。
どんどん若手は入ってくるけど、まだまだ負けないよ。
年甲斐も無く、勝負を挑むのが面白いのである。