腕相撲によるギックリ腕
ある患者さんのお話し。
かれこれ2週間前、結婚式に出席して酔った勢いで腕立て&腕相撲をやったそう。
お世辞にも屈強とは言えず、パワー系ではない患者さん。
運悪く、その場にはガテン系の猛者達が集っていたようで、
腕相撲で軽くひねり潰されたそうです。
まるで歯が立たず、おまけに厄介なお土産を抱えてきてしまいました。
それが、手首、肘、肩、背中、腰まで連鎖する痛み。
それも重い、だるい、血が止まっているかのような辛さというお土産でした。
2週間経つのに、全く回復しないので依頼を受けました。
患者さんの手に触れた瞬間、右腕全体がうっ血しているような皮膚の膨張感と、
関節の動きの不自然さ、筋肉の不自然な張り感が…
おそらく腕相撲をした時に、瞬間的に捻りの力をかけられて、
関節のポジションがズレてしまったのだと考えられました。
恐るべし猛者たち。
恐るべし、お酒のチカラ(笑)
筋損傷や、関節損傷の可能性が無いかチェックをしてから、
手先から順番に施術していきました。
熱感のある手首、動かない肘と、上がらない肩はひとまず改善。
歪むのは背骨や、骨盤だけではありません。
それどころか手足が背骨や骨盤を歪ませているケースの方が、メジャーでは?
世の療術家の先生方、いかがでしょう?
腕相撲は、大きな力の出せない関節を支持する筋肉に、過大な負荷がかかります。
忘年会で熱くなっても、程々にしてくださいね。
それではまた!!