第47回富士登山駅伝競走大会 結果

時間の経過と共に、体の痛みをハッキリと自覚するようになる。
痛みは時間の経過に比例して薄れていくが、今日はまだまだ全身が痛い。
富士登山競走から9日後の8月7日、
富士登山シリーズ戦(勝手に命名している)の後半、
第47回富士登山駅伝が開催された。
御殿場市陸上競技場と富士山頂を11区間6人で往復する。
日本一過酷、いや、世界一過酷な駅伝。
クラブチーム日本一決定戦。
前回(2019年)、我が清水RCと見次クラブ(兄弟チーム)は、
初優勝と3位になっている。
清水RCは連覇、見次クラブは準優勝を狙った今大会。
11区間を6人×2チーム、それに監督、スタッフ、全員で戦い抜いた。
清水RCは4時間5分44秒で連覇。
見次クラブは4時間45分45秒で21位。
スタートラインに立つまでも、様々なトラブルがあった。
レースが始まってからも、コースの過酷さ故に、アクシデントが付きまとう。
次から次へと降りかかるトラブル、アクシデントを、
事前に準備し、いかに避け、
小さいロスで済まし、フィニッシュまでたどり着くか。
速いだけじゃ駄目。
求められるのは、強さ。
人と人との優しさ。
状況対応力、
適応力、
判断力、
準備力、
精神力、全てが試される。
結果的に、僕らは連覇できたけれど、
最後まで、いつ何が起こるかわからない。
99%の不安と、1%の自分を信じる力。
どれだけ準備しても、完璧が無い。
やり切ったと思えない。
自分の甘さ、弱さは、容赦なく露呈する。
時にそれは、残酷ですらある。
増長した鼻は、折る長さが無くなるまで折られ、
打ちひしがれて、恥もプライドも捨てた所から、
人は素直になり、自分と向き合うようになる。
僕は、富士登山駅伝で世界観を毎年塗り替えられて、
自分の人生を少しずつ変えてもらった。
地方で結果出してイキっても、
富士山では爪痕すら残せない選手は、山ほどいる。
価値観がぶっ壊され続けることで、基準が変わっていく。
「井の中の蛙大海を知らず」
という言葉を、身をもって知ることになる。
大海を知り、目指すものが変わり、思考が変わり、行動が変わる。
僕はまだまだ弱かった。
結果報告はここまで。
関わって下さった皆さん、ありがとうございました。
つづく。