真ん中のノイローゼ
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4月も早半ばに差し掛かり、ここ静岡県中部でも桜が満開になっている。
田んぼの草が生い茂り、走っていると目や口に虫が入るようになってきた。
土手のヨモギが白い毛をまとって生えているのを見ると、どうやって食べてやろうか考えてしまう。
また今年も春らしい春がやってきた。
これからの季節、新年度に替わった緊張感が抜けて環境に慣れてくると、
必ずと言っていいほど神経性の不調を持った方が多くなる。
現実を見て将来性を見通すと、大して意欲も湧かなくなり、毎日を流すようになる。
何か違うと思いながらも、周囲の目を気にして体裁を取り繕って、自分に嘘をつくようになる。
自分で自分を騙し続ける。
これを、毎日続けると、段々と脳の神経系統に支障が出てくるようになる。
やがてそれは、カラダにも様々な症状として表れる。
夜眠れない。
寝ても疲れが取れない。
夜中に目が覚める。
眠れないからお酒を飲む。
内臓と脳の働きが落ちる。
気分が晴れない。
食欲が無い。
お腹がゆるい。
吐き気がする。
頭も痛くなってくる。
etc……….
そう、カラダは正直なのだ。
いつもあなたはカラダに支配されている。
周りの人達と同じように、出来上がった世界の中で生きようとするほど、
ノイローゼになっていく。
そんな環境と自分自身に嫌気が刺しても、一歩を踏み出すことを恐れて、
満足したふりをして一生を終えていく。
標準や平均、人並みに自分を照らし合わせることを選び、囚人のように囲われて生きていく。
将来を見通して、予測を立てて、面白味の無い世界で生きたふりをして埋もれていく。
明日が来る保証も無いのに。
ということを、ノイローゼになる人は心の奥底ではわかっている。
わかっている自分に、嘘をついている。
だからカラダは「おい、嘘つきはそろそろやめようぜ」って色んなサインを出す。
ここ静岡県は、色んな意味で真ん中に位置する。
地理も文化も、真ん中だ。
気候も気質も、どちら寄りでもない。
だからより普通で居ようと、標準的であろうとするのかもしれない。
普通って何だ?
標準的って、カッコイイか?
僕が残念なのは、
春から初夏にかけて神経性の不調を抱えた大人を、子どもが見ているということだ。
そんな大人みたいになりたいと思う子が、いるだろうか。
うつ病なんて病気は、この世に無い。
住む場所も、着る服も、食べる物にもお金にも困らなくて全て満たされた人間が、
生きる目的を見失ったことでなる贅沢病がうつ病だ。
これから、自律神経系の不調をおなかと頭部の施術でケアする「お な かの整体」のメインシーズンに入る。
でも「お な かの整体」を受けることでは、自分についている嘘は消せない。
自律神経系の不調で悩みながらも、
「こうしたい!」「こうありたい!」という正直なマインドを持っていると、
「お な かの整体」があなたの追い風になる。
ささ、悪口と営業はこの辺で。
参考文献:「明日の学び舎」二見隆亮 リーブル出版 2017.4.15
僕もコーチをしているランニング塾の代表が出された名著
スパイスが効いた1冊。