食べるために生るか生きるために食べるか
現代人の身体活動量は、一部の職種を除いて著しく低下している。
これは紛れもない事実だ。
活動量が少ないということはイコールで消費カロリーも少ない。
一方で食事はきちんと1日3回という習慣が大多数を占める。
活動量が少ないのに、食べるのだけは怠らないという勤勉さ。
身体機能の低下とエネルギーの過剰摂取により、カラダ負債は増えるばかりだ。
カラダ負債が増えれば、やがて健康状態に支障が出る。
病気とまではいかないまでも、ベストでない状態が続いていく。
進行していけばもちろん病気になる。
健康産業というのはいつの時代も人々の興味関心の的で、
食べ物を売ったり(サプリメントを含む)、
運動器具を売ったり、
寝具類は次から次へと新しいものが出てくる。
これには上手いことやるなと、日々感心させられる。
大手企業ほど、薬事法ギリギリのラインを攻めたマーケティングも使う。
思わず笑いそうになる巧妙さだ。
ここ7、8年は、炭水化物と糖質というフレーズがキャッチーで、
食事制限にトレーニングを組み合わせたサービスを高額で打ち出すものもある。
原理は簡単で、過剰摂取を見直して消費を増やせば、脂肪は燃えて骨格筋が発達する。
カラダ負債というのは言葉の通り、
カラダの借金なので、入れるモノと使い方を見直すことで改善される。
そうは言ってもね、、、、という声や、食事を気にしすぎているのもよく見かける。
食事をする際に頭に置いて欲しいことがひとつだけある。
それは「本当に生きるために食べているか?」ということ。
食べることでエネルギッシュに動く必要な栄養を取り込み、
また食べるその場が心のチャージの時間にもなっているか。
知らず知らずのうちに「食べるために食べる」ようになってくると、
カラダの経営は傾いていく。
生きるために食べよう。
そうすれば、もっと食事は美味しくなり、食べた物が未来を創ってくれる。
お腹が減り過ぎて4時に目が覚めたので、色んなことがはかどる朝でした。