理解できる・できない

「理解できるアドバイスなど、聞く意味が無い」

ふとメモのように使っているノートを開いた所に、そう書いてあった。

この言葉を聞いた時、自分は何が引っ掛かって書き留めたのか。

正直、全く覚えていない。

 

どこで聞いたか。

また書いてあったものを写したのか、わからない。

 

理解できない事を、時間をかけて解るようになれ。

そんなニュアンスを伝えているのだと思う。

解る事しか聞かないのであれば、世界観はそこまでだ。

 

意味がわからん！！

そんな事も、何年か時間をかけると、解るようになる時が来る。

ただし、それは時間が解決するものではない。

ずっと頭の片隅に置いておいて、

例えばコンロが３つあったら、端っこでじっくり煮込む鍋のように、

絶えず火を当て続ける。

 

冒頭の言葉を目にした時、もうひとつ思う事があった。

「わかるわかる」

「それ、わかります」

は、ほとんどわかっていないということだ。

 

「あそこの交差点いつも混むよね」

「あー、そうそう！」

みたいな話ではない。

 

体験や経験を共有するのではなく、

自分を大きく見せたいがための、「わかるわかる」のことだ。

土俵で戦う力は無いのに、自分も！！

と無理矢理上がっちゃう。

 

ここで大損をするのは、自分に嘘をつくことだ。

わかっていないのに、わかると言ってしまうことで、自分を欺く。

結果的に、中身がスッカラカンになっていく。

 

現時点で全然わからなくても、いいのだ。

解るように、壁を叩き続ければ、ふと解る時が来る。

 

あ、あの時の言葉は、そういう意味だったのか、と。

大事なことは、後になってからしか解らないのだ。

 

そんな言葉、スナフキンか誰かが言ってたっけ？

恥ずかしながら、あの時は全然わかってなかったなと、その連続でございます。

そうやって、少しずつ、前に進む！！

 

ではまた、良い休日を！