流せる感覚
相変わらず、走る度に汗でウェアは水没、シューズも水没する。
しかし、水没の具合が浅くなってきた。
浅く?
深く?
表現が合っているかどうかは別として、ややライトな感じに変わってきた。
朝晩と走るので、この夏はその回数だけ水没したウェアを漬け置きして洗い、
その回数だけシューズを洗った。
オフは7月半ばぐらいにあったキリで、いつ休んだかは覚えていない。
少し暑さが和らぐと、それだけでも走りやすくなる。
もっと涼しくなったら、ペースも距離ももっと伸ばせるだろう。
レースに備えてテーパーリングしたら、どれぐらい走れるだろうか。
ワクワクする。
今は重い脚だけど、かなり動けるようになってきた。
負荷を軽くしてやるタイミングが来るのが楽しみだ。
これまでの経験から、調子の良い時のサインとして、
流し(スプリント)を何本もできるというものがある。
何本でもやっちゃうし、やれちゃうし、やるほどにキレが増してくる。
つい、やってしまう、というのがポイントだ。
あまりコンディションが上がって来ていない、トレーニング不足、
感覚と動きのズレがある時は、流しでスピードに乗れない。
たった100m、200mがしんどく感じる。
スピードを上げることで不協和音を発するよう。
こんな時は、何本もやろうと思えないし、
ついやっちゃうなんてとんでもない。
スプリントって、それをやること自体の重要性よりも、
スプリントができる感覚で走れてるか、ということが大事。
スプリントを嫌がる時は、どこかが噛み合っていない。
僕にも7カ月ぶりぐらいに、スプリントができる感覚が戻ってきた。
7カ月!!
長いね(笑)
いつもその感覚を持っているランナーもいれば、
そんな感覚があるという経験値が無いランナーもいる。
僕は年々、失いつつあった。
ここ数年は、トラックも強化練としての位置付けでしかやってこなかった。
スピードから離れると、動きのバランスを見失いやすい。
有酸素の土台を作る期間でも、レースへの仕上げの段階でも、
スプリントを伸ばすことを常に頭に置いて取り組まなければならない。
それこそが本当のスピードトレーニング。
インターバルトレーニングは、スピードトレーニングではない。
ちょっといい感覚になってきたので、忘れないうちに記しておいた。