梅干し挑戦中
ろくに梅雨らしい雨が降らずに梅雨明けした静岡。
今日も暑いなと思いながら、これぐらいなら過ごせそうと感じる、31℃や32℃。
朝晩はまだ空気が落ち着いていて、これぞ日本の夏だとカラダのどこかに眠る記憶が呼び覚まされてくる。
夕方の急に涼しくなる空気は、嫌いじゃない。
それでも、これから先は居られないくらいの暑さの日もあるだろう。
熱帯化しつつある日本の気候が、こんなに優しいわけがない。
結婚してから、梅が採れる時期には何かしらに加工してきた。
何かしらというのは、梅シロップにしたり、梅干しにしたり、梅ジャムにしたりというラインナップ。
梅は漬けるという工程が無いと全く口に出来ない代物だ。
走れば靴までビチャビチャになる夏は、割って飲む梅シロップが重宝するので、梅のほとんどは梅シロップに変身する。
梅シロップを漬け込んだ後の梅は、梅ジャムにできるので無駄がない。
梅干しは梅シロップよりもやや手間がかかるので、隔年くらいでしかやってこなかった。
そして、今年は梅干しに挑戦している年なのである。
カビを生えさせずに梅酢を上げる工程があって、赤紫蘇を更に付け込んで梅を染める段階があって、今度は干す段階がある。
たった一粒の梅干しを作るには、手間が掛かるのだ。
一体誰がこんな面倒なものを思いついたのか!?
と、ついつい突っ込みたくなる。
でも、先人の知恵というのは有難いもので、梅干しがあればカラダも楽になる。
また、一説によれば一定以上の塩分濃度の梅干しは、何十年でも腐らないらしい。
とんでもない保存食を考え出した先人は、偉大だ。
梅干しを漬け込みそうもない僕が漬ける梅干しも、紫蘇で染めている最中である。
このままカビを生やさずに色づけして、もう少ししたら天日でカラッと干し上げたい。
今年のが上手くいったら、来年は沢山漬け込みたいと思う。