整体で風邪を引きにくくしてみる
ブログに書こうと思ったことを書き溜めておくノートを開くと、春の寒暖差について書いていることを見つけた。
桜の花が咲く頃は、1日の中で寒暖の差が大きくなる。
同じように、桜の花が間違えて咲くことがあるこの時期も、春と似た陽気になる。
気温差にやられて、からだが調子を崩すこの季節。
ぎっくり腰警報も出るこの季節。
風邪もかなり流行っているらしい。
それも、喉がイターイ風邪が流行っているとのこと。
痛む喉が無くなってしまった僕にはあまり感じられないけれど、風邪を引くのはウイルスのせいではなく、ウイルスに付け込まれる免疫力に問題がある。
免疫力に関わるのは、何だったか?
そう、自律神経系だ。
自律神経系に影響を与えるのは、迷走神経だ。
からだが置かれている状況が、刻一刻と変わる時、からだの内部も働きの調整が要る。
目まぐるしく気温が変わると、からだの調整が遅れたり、緊張状態の解除が解けなくなったりする。
働きが混乱して免疫力が低下した時に、付け入る隙を狙っていたウイルスに侵入を許してしまい、こじらせていくのが風邪だ。
大概の場合、風邪を引きかけて、初めて自分の免疫力が落ちていたことに気が付くので、対応にも遅れが出てしまう。
喉の痛い風邪は、痰も絡み、痰が絡めば咳も出て、ギックリ腰にもなる。
免疫力を落とさないようにするには、たったひとつの習慣が欠かせない。
それは、からだの緊張を取るということ。
からだの緊張を緩和すると、その状態が脳に伝わり、神経系の働きが調整される。
寒暖差でロックが掛かったような神経の状態は、勝手には解除されない。
自律神経が乱れるとは、そういうことだ。
整体で、筋緊張が強い場所が弛むと、一気に眠くなるという声をよく聞く。普通に受け答えをしていた人が、突然寝ることもある。
これは、からだの緊張が取れたことで、神経の緊張が調整されつつあることを示している。
整体は万能ではない。
リハビリならまだしも、基本的に外傷は適応外であるし、禁忌も多い。
何でも何とかします的なものではない。
風邪を治すことは、全く持って無理。
しかしながら、からだの緊張を取ることで「風邪を引きにくい」状態にすることはできる。
免疫力は測りづらいものである。
高い時と低い時の差がわかりにくい。
寒暖差の大きい今の時期、何も体調を崩さずに乗り切れたら?
風邪を引かずに年末を迎えられたら?
整体で風邪を引きにくく、というのは副次的なものであるけれど、そんな隠れたメリットもあるということを知って欲しい。
からだの芯からリラックスできるって、それだけで素晴らしい。
自律神経系の不調もご相談下さい。