惑わされる事無くただ前を見て
もう随分と時間が経ってしまったけれど、
第21回静岡県市町対抗駅伝は無事終了。
こんな時に!
開催してくれた運営側には本当に感謝したい。
実際やってみて、例年と変わった事と言えば、
検温と手の消毒、選手と付き添いのバスを分けるとか、
開会式、閉会式が省略された事くらい。
無くてもいいことや、些細なことの変化だけ。
終わってみれば、同じようにやれた。
危惧することなんて無かった。
それが全てだ。
誰がなんて言おうとね。
沿道を走ってみて、寂しくなんかなかった。
集中して走っていたから、沿道はまるで見えなかった。
ほぼ視野狭窄なくらい、前だけしか見えなかった。
でもね、沿道からはいつも以上に温かい応援をもらえた。
2階の方から叫んで応援してくれているのも、聞こえたもんね。
観戦、応援はご遠慮くださいって?
何のために?
フィニッシュの競技場だって、静まり返ってると思ったら、
びっくりするような声援で背中を押してもらえた。
相変わらず前しか見えないけれど、
かろうじて聞こえる耳から、そして肌から、
観客席の熱が伝わってきた。
もうね、応えるしかないよね。
今年は、参加した全チームが、協力して大会を作り上げたような感覚だった。
みんな笑ってたもんね。
叩かれること、批判されること、
足を引っ張られること覚悟でやった今大会。
大きな覚悟で、小さな抵抗だったかもしれないけど、
一瞬かもしれないけど、閉塞した空気を入れ替えることは出来ただろうか。
感染が拡大したらどうするんだ!
こんな時に駅伝なんてやってんじゃねぇ!
って?
うるせーよ。
そのパニックがどれだけ人を苦しめてるか分かってんのか。
目覚まさないと、勤め先無くなるぞ。
クラスターの店公表しろ?
店がウイルス出してるわけじゃなくて、客が持ち込んでる。
店は守れよ。
客はどっから持って来るんだよ。
店の外がウイルスだらけなんだよ。
公表した暁には、こんなご時世で大変だから、
その店に通い詰めて、
行列作って、現金で支払いするから教えてくれ!
って言うなら許してやる。
参加した選手たちは、ほとんどの大会が無くなっても、
変わらずにトレーニングしてきた。
むしろ、大会が無い分、例年以上にみっちり走り込んできていた。
大会をやってみて、自分も走ってみて、ハッキリした。
僕らがやらなきゃいけないことは、何も変わっちゃいない。
周りがどうであろうと、突き詰めることは変わらない。
世の中の空気に、どうしても流されて、空気読んで、
イラついて、不安になって、行動を変えられがちになる。
そんな必要、全くない。
やりたいことはやればいい。
やるべきことは、今まで以上にやらなきゃいけない。
こんな世の中だからじゃない。
こんな世の中だからこそだ。
焼津市チームは2時間19分32秒で14位。
アンカーの自分は12区(5.025km)15’07”(区間16位)
自分に点数つけるなら、40点かな。
でもね、4月以降取り組んできたことは全部出せた。
そして、もっとやれる感覚もつかめた。
走っていて、楽しかったもんね。
8カ月の積み重ねで、相当変わった感覚がある。
来年、再来年は、累積効果でもっと伸びるよ。
むしろ、今年が噛み合ったトレーニング元年かもしれない。
今までは…えーと…
普段一緒にトレーニングしている仲間、
ライバルと一緒に戦い、タスキをつないだ今大会。
静岡市も焼津市も仲良い。
やっぱりね、駅伝もレースもやらなきゃならないんだよ。
人が元気になれば、それが最高でしょ。
一層気を引き締めるとか、言ってるじゃん。
元気になれば免疫でウイルス殺せるでしょ。
気は引き締めるんじゃない。
良い状態に保つんだよ。
はい。長々とありがとうございました。
沢山の応援ありがとうございました。