第23回静岡県市町対抗駅伝

12月３日（土）

第23回静岡県市町対抗駅伝

19位焼津市（市の部27チーム中）

個人成績
12区5.025km
15’20″（区間14位）

守りに入って出し切れないクセから抜け出す覚悟で挑んだ今大会。

チームのために、仲間のために、自分を納得させるために。

タイムは一昨年よりも13秒遅く、全体としても平凡。
だけど、今の実力は十分に出し切ることができた。

好タイムと言えなくても、成果を得ることができた。

食らいついて、登りで粘って、最後まで押し切れたこと。
今まで走った中で、内容は1番うまく走れたと思う。

 

僕のメンタルブロックになっているのは、

「モチベーションでやらない」ということ。

 

気持ちの上がり下がり、熱い、冷めてる、乗る乗らないで、結果が左右される。

そんなことはあってはならない。

ずっとそのスタンス。

 

仕事だって同じ。

プロフェッショナルである以上、

モチベーションで仕事の質が変わるなんてことがあってはならない。

どんな状況でも、現時点での最高のものを提供する。

 

気持ちの上がり下がりがあるうちは、甘い奴なんだ。

集中力の弱い、覚悟の出来ていない奴。

そう思って生きてきた。

 

何かをやりたいという意思。

何かをしなければならないという責任。

到達、達成するためには、「それをやる」という決意を持って、

阻害するもの、妨害するものを振り払い、

わき目もふらず持っている注意力を１点に注ぎ込む。

それを集中力という。

 

人間には能力の違いなんて元々無くて、

結果を左右しているのは集中力の違いだと考えている。

 

僕は小学校3年で野球を始めてから、

大学４年で区切りをつけるまで、３番しか打ったことがなかった。

学年が変わっても、選抜チームへ行っても、どこでも３番。

いつの間にか、３番は自分の定位置であるという認識はあったが、

その理由はあまり意識したことはなかった。

 

今思うと、「いつでもやれることを、いつでもやる」というのが、３番の理由だったのではないか。

毎試合ヒットは打つが、大爆発はしない。

好不調の波がほとんど無い。

悪い時もない。

良い時もない。

 

大砲になれない。

でも常に安定した成績を出し続ける。

３番なわけだ。

 

気持ちの上がり下がりでやらないというのは、ずっと昔から。

「任務を遂行することに徹する」という感覚でやってきた。

上下する気持ちなんて、捨てなければならない。

 

それが、突き抜けられない自分の壁にもなっている。

今シーズンは、その壁に何度もぶつかってきた。

 

今回の駅伝は、沢山の応援の声をもらって、

熱で走る、気持ちで走ることに、自分の中身が動いた。

頭は冷静でも、ハートの熱を封じてはいけなかったのだ。

 

ここまでハッキリさせることができたことが、

今年の大きな収穫。

 

日頃練習してきた仲間、襷を繋いでくれた仲間には感謝したい。

残ったのは順位を押し上げられなかった悔しさと、もっともっと強くなれるという手応え。

足りない事が明確になったので、鍛え直してまた戻ってきます。

応援ありがとうございました！