守備範囲の線引き
こんばんは!
元々、野球を長くやっていたこともあって、僕の整体屋には野球部員も来てくれる。
ひとりが来て、またひとり来て、高校生は夏で引退だからそこで寂しくなるなと思いながら、今度は後輩が続いていく…
そんな中でも、整体がチカラになれないこともある。
いわゆる、スポーツ外傷。
なんらかの外力が加わり、関節やその周囲の組織が損傷すること。
見た目では腫れが無くても、動きの方向や力の出し方で痛みが出ると、損傷の可能性がある。
そうした場合は、しかるべき処置が必要になる。
僕らは画像検査ができない。
問診、視診、動診、触診で色んな可能性を考えて絞り込む。
靭帯や軟骨の損傷が疑われたら、専門機関での検査が最優先になる。
今日もそういうことがあった。
ここを頼って来てもらえるのは、大変有難いことだけれど、まず画像診断ができる所へ行くことを勧めた。
競技者として、まだまだこれから先の方が長いし、もっともっと野球を楽しめるはず。
画像検査して、それで異常無しと言われてまだ痛いなら、投げれるようになる道を何とかして導き出す。
「これやったら良くなります」的な療法では、施術者も患者も幸せになれないと思う。
整体は摩訶不思議療法ではなく、きちんと理のあるもの。
できること、できないことは、線引きできる整体師でありたい。