動いてイルカ?
世間一般からしてみれば、接骨院もマッサージも整体も、
そう認識に大差は無いのかもしれません。
ただ、そのことについて書くとシリーズ化できる超大作や、ブラックな部分が見え隠れするので、今日の所は置いておきます。
整体が他の療術と違う所は、動きに変化をつけることではないかと思います。
例えば、上りの悪かった肩が上がるようになったり、
振り向けなかった方向に首を向けることができるようになったり、
前屈が柔らかくなったり(施術によっては硬くすることもできる)、
伸びなかった膝が伸びたり、曲がらなかった膝が伸びたり、
動いた時の変化が目に見える、実感できるのが整体の特徴です。
動きが変わるということは、姿勢だって変わっているし、筋肉の状態だって変わるし、
運動神経、自律神経にも変化が起きていることにもなります。
なんだか専門用語がならんでつまらなくなってきましたね。
整体の施術の組み立てとして大事にしているのは、どこの関節が動いていて、
どこの関節は動いていなくて、どこに代償の動きが出ているかです。
一見すると動きとしては左右差の無いような場合でも、片方は皮膚と服の微妙な摩擦があるのに、もう一方はその摩擦が起きていなかったりすることもあります。
摩擦が起きていない皮膚の下や、その周囲には、問題を起こしている筋肉や関節があります。
良くなる技術があるのではなく、
どこをどうするために、何をするのかという方向性が無いと、何もできないと思います。
「肩こり、首こり、腰痛」という看板を掲げている整体屋は、
「これ受けてみろや!」的なビジョンで施術をしているように思えてなりません。
カラダも見ないうちに、やること決めているのか!?
という印象を受けてしまうのです。
整体屋を営む者として、僕も整体を受けるのは仕事の一つだと考えています。
でも、受けてみたいなー!
と思える整体屋はなかなか無く、先輩の所へ行きたくなってしまうのです。
カラダの外から関節を動かして(他動的)、関節の動きが変わると、
それを脳が瞬時に感じ取ります。
そんな反応も、人体の不思議と面白さのひとつ。
消防士から整体屋に転身して、3年目。
施術しながら見えてきた世界を書いてみました。
さあ、寝よ!
「できる」を増やす整体院
からだ工房らくだ