メンテナンスで蘇るボディ
現在、ランニングウォッチは2本を使い分けている。
1本はGPSと心拍計測ができるもの。
これはペースと負荷が掛かっているかを確認して記録しておくためで、活動量計のような役割を担っている。
もう1本はランニングウォッチの中で右に出るものが無い名作、「スーパーランナーズ」。
ボタン操作のしやすさ、ボタンの反応速度、必要な機能とシンプルな操作性、コンパクトかつ軽量で、液晶画面も見やすい。
100分の1秒単位まで正確に測れ、メモリーも300本まで記録できる。
いくらGPS計測のウォッチが出てきても、スーパーランナーズには敵わない。
場合によっては、右腕に心拍計測のGPS、左腕にスーパーランナーズを付けてトレーニングすることもある。
どちらも30~40g程度なので邪魔にはならない。
そんなスーパーランナーズは、今使っているもので3代目だ。
その前にも2本ランニングウォッチを使った。
およそ10年の間に、5本目。
これまでの4本は、いずれも液晶画面が潰れて引退していった。
10気圧の防水でも毎日汗水にさらされ、振り回されながらバンバンとボタンを何万回も押されると、早ければ2年、もって3年で壊れてしまう。
SEIKOが作るランニングウォッチの最高モデルでも、これが限界らしい。
そして、3年前に新調した3代目スーパーランナーズにも、先月から不具合が出始めた。
液晶画面の液漏れが広がると共に、画面が点滅し始めた。
それも、静岡県中部選手権の5000mのスタート10分前位に操作不能に。
仕方が無いので、その時は腕には何もはめずに走った。
レースは集団の展開と相手との駆け引きなので、正直タイムなんてどうでもいい。
その後一度時計は復活したが、再度点滅が始まり操作不能になった。
スーパーランナーズは使いまくっているので、操作の点では熟知している。
しかし、内部の構造については、全くわからない。
有効策は、電池交換くらいか。
いつも時計の修理を依頼している時計屋さんに持って行って話をしてみた。
時計を開けた時の圧力の変化で、液晶画面の液漏れが広がる可能性があるのは想像できた。
しかし、点滅で操作不能ではどうしようもない。
壊れてもいいからやって欲しいと店員さんと話をして、内部を見てもらった。
その結果、液晶画面は改善もしなければ悪化もせず、電圧の減った電池を交換することで元通りに動くようになった。
店員さんによると「通常縦にはまっている部品が、横に入っていたので戻しておきました。それが原因で不具合がでたのかもしれませんね」とのこと。
時計屋さんには、度々助けられている。
時計もカラダも、自分で使って動かすけれど、内部は全く見えない。
ぐるりと1周見渡すことが出来ても、プレート一枚、皮一枚先はブラックボックスのようなものだ。
だからこそ、構造を把握して熟知しておかなければ、手の施しようがない。
餅は餅屋。
専門家に頼むべきものは、専門家に頼むのがいい。
困ったらあそこに頼もうと言われたいね!
長々と読んで頂いてありがとうございます!
今日も1日良い日にしましょう。