アッパーが大事
![](https://i0.wp.com/lakuda.net/wp-content/uploads/2020/05/IMG_20200413_133722.jpg?fit=833%2C625&ssl=1)
色んなランニングシューズを履いてきて、
ソールがイマイチっていうのは、ほぼゼロだった。
ここがもうちょっと、こうなれば・・・
っていうのはあったけれど、それは耐久性や溝の深さ、
地面との噛み具合といったもの。
硬さや素材の感触で合わないと思ったことはない。
このシューズ合わないな、というものや、
足にトラブルを起こすものは、
アッパーの作りと足が合っていないことが多い。
足の甲をすっぽりと包み込む、シューズの布の部分。
ソールよりも、大事なパーツだと考えている。
(細かく言うと、それぞれパーツが組み合わさってアッパーはできている。)
素材の柔らかさ、
甲の高さ、
つま先の収まるスペース、
踵の収まるスペース、
ホールドされる部分の当たり方、
ソール(靴底)の素材や形状ばかりに注目しがちな所があるが、
シューズのマッチングの7割はアッパーが決めている。
最近のランニングシューズは、
縫い目の無い一体構造のフライニットや、
接着でアッパーが作られているものが多い。
パーツの縫い付けではなく、貼り付け。
ロゴはプリント。
足当たりは柔らかくなった。
だからこそ起こってくる問題が、サイズのミスチョイス。
店員が在庫を出してくる店では、ジャストフィットで履かせたがる。
足は体の動きによって形を変えるので、
シューズの中で多少動かなければならない。
ジャストフィットだと、窮屈なサイズを選んでしまい、
その後に様々な脚のトラブルが生じる原因になる。
窮屈なぐらいなら、大きくて足が遊んでいる方がまだいい。
爪先が内出血を起こす黒爪も、シューズ内で足が動くからではなく、
動くスペースが無くて起きている。
余裕のあるジャストフィットに出会うまでは、時間が掛かる。
例えば、「自分のサイズは26.5cmか27cm」と思っていると、
27.5cmを履いてみようとは思わない。
僕もずっとそうだった。
10年以上、27.5cmをずっと履いてきた。
ものによっては28cmかなぁと。
でも、今では28cmか28.5cmしか選ばない。
ここ3年ぐらいで、基準が大きく変わった。
ジャストフィットは、動きの取れない状態ではなく、
形の変わる余地を残したサイズである。
試し履きして、ピッタリだと思ったら、ハーフサイズ上も履いてみて欲しい。
ブカブカじゃなければ、大きな方が足に合っている。
もちろん、踵のセットや、紐の調整をして履いてみての話。
ずっと27.5cmしか無かった僕のシューズは、
28cmが3足、
今では28.5cmが4足もある。