ターゲットを絞って準備する

昨日は三河高原トレイルランニングレースにお邪魔しまして、
トラブルや怪我も無く無事に帰ってくることができました。
レースはロングの部24km、ショートの部9km。
ほぼ全体が未舗装のトレイルを走るコースです。
昨年のロングで総合1位だったので、大会のプロデューサーさんが招待をしてくださいました。
大会参加費、ガソリン代、高速代まで、全て大会側の負担という至れり尽くせりの待遇に、甘えてしまいました。
有難い限りです。
先週1週間降り続いた雨の影響で、地盤はユルユル。
昨年は当日の朝まで雨が降っていましたが、その時よりもユルかったです。
例年よりも草の背が伸び、足元が見えない場所もいくつもあり、ミスコースしたり、滑って転倒したりして苦戦しました。
連覇を狙っていたので、前半はスローペースでも後方で待機して体力を温存。
にも関わらず後半はヘロヘロと言う苦い内容でした。
昨年よりも4分落ちの、1時間46分12秒で何とか総合1位。
また来年も招待で参加できることになりました。
村おこしを兼ねた手作りの温かい大会で、スタッフもみんな元気で、参加選手も人が柔らかい方達ばかり。
この大会でしか会えない人に会えるのも楽しみのひとつ。
三河のトレイルレースの雰囲気には、おもてなしの心を感じるんです。
何回も参加しているので、給水をするエイドステーションのおばちゃんの顔も覚えました。
毎年少しずつおばちゃんの目元のシワが増えて、背中が丸くなっても、その応援する声は毎年変わりません。
おばちゃんに会えるのは、1年に1回。
コップ1杯の水を取る一瞬だけの間に、僕にとてつもないインパクトとパワーをくれます。
本格的に走る競技を始めた頃は、出れるレースには出まくっていました。
数えたら、年間で40本以上走っていました。
でも今は、レースは年間通しても一桁です。
これからは、もっと減っていくでしょう。
減らすのは、ターゲットを絞るためです。
目標を見定めて、それに対して準備をしないと、行きたいところにはたどり着けません。
僕は今年膝を手術する羽目になって、競技復帰に向けたリハビリ生活があって、なかなか超えられない壁に何回もぶつかって、いい勉強になりました。
リハビリをしている頃、富士登山競走では昨年のタイムと順位を更新しよう、
富士登山駅伝では区間賞を獲ろう、
朝霧トレイル、三河トレイルは優勝しようと決めていました。
達成できなかったのは区間賞だけ。
怪我をしたことで僕は確実にレベルアップできました。
今年の総括として、来月は島田おおいがわのフルマラソンを走って、あとは冬眠に入ります(笑)
目先のレースにひたすら出続けるのは、走るのを始めた頃にはいい武者修行でした。
でも今は、目先の事ばかり考えて小さな結果にこだわっていると、小さな器のままで成長できないことに気がつきました。
潜伏期間が長いウイルスが人に猛威を振るうように、
僕も今後の競技のためにしばらく潜伏します。来月のレース後は、大会はしばしお休み。
時々は走る内容も発信していきますので、ランナーの方もブログに遊びに来て下さいね。
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三河高原トレイルのスタッフは、いきなり「ひと言どうぞ!」っていうのが好きで焦る。
愛知のレジェンド柴田さんとツーショット