ピッチ×ストライド
そろそろ急傾斜を登る体作りに差し掛からないと痛い目を見るので、
やりたくない練習ナンバーワンの鬼岩寺階段に出掛けてきた。
行き帰りの時間とインターバルの時間も含めて、1時間あれば収まる。
1本を1分30秒前後で登り、2分後に次をスタートする。
下へ降りて来て息を整える時間は、実質30秒程度。
およそ30分の酸欠地獄。
ちなみに、1本の距離は約100m位らしい。
前回はペースを上げすぎて10本完遂できず、9本で終了。
今日は、何とか10本やり切った。
1分29秒位で登れば次も登れる余裕があるが、
1分26~7秒で推移すると7本、8本でオールアウトになる。
この数秒が、とてつもなく大きい。
鬼岩寺の階段は1段飛ばしができない。
どの位置に足を置くかで多少の差はあれど、
階段は基本的にストライドが固定される。
誰が走っても、ストライドは同じ。
というと、スピードを決める要因は「ピッチ数」
ピッチ数の差がそのままタイムに反映される。
本数を重ねてくると、体も動かなくなってきて、
感覚的にはタイムが落ちている気がするのだが、
ゴールしてみると1本目から10本目まで大体同じ。
バテバテになっていても、ピッチさえ維持できればスピードは落ちない。
ピッチとは言い換えればリズムである。
ペースが落ちてきている時は、段々とスローなリズムになっている。
段々とスローになると、その事に気が付かないこともある。
競り合いながら走ったり、集団で走るとペースを維持しやすいのは、
互いがピッチ数の手本になっているというのも、ひとつの理由だ。
いい走りをしている選手にピッチ数をピタリと合わせられると、
本当に楽に走れる。
その方法で全部勝負できるかと言えば、そうではなくて、
レースの流れが落ち着かず、全員リズムが悪い時だってある。
そんな時は、自分でレースメイクしなければならない。
ピッチを合わせるのは、動きを合わせるのは、
長距離走では基本的な技術のひとつ。
いいリズムに乗れれば、タイムは出せる。
リズムの悪い選手に着くと、自爆する。
今日は備忘録としての投稿でした。
焼津市・藤枝市の整体「からだ工房らくだ」
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