Saraのカニかま
昨日は終日、御前崎Baseで勉強会。
午前中は「セラピストの窓Beyond」というコーナー?で、
現役セラピストの講義を聞くことができる。
今年になってから2番目のバッターは「からだ工房Sara」の浅野真一郎先生。
名古屋市で開業して7年目を迎え、開業前の雇われ時代から数えれば人のカラダを触る仕事に就いて12、3年になるベテランの先生だ。
開業しても3年、5年ともたいない起業の世界で、
7年目を迎えてなお飛ぶ鳥を落とす勢いがある。
末恐ろしいほどの実力だ。
講義の中で「カニかまの話」が出てきた。
カニかまは、カニの身のフェイクとして世に誕生して久しい。
僕がまだガキんちょ(まだガキだけど)の頃食べたカニかまと、
今のカニかまでは、明らかにその完成度に違いがある。
昔のカニかまは、見た目こそカニの身に近かったかもしれない。
けれども、食感や風味はカニからは遠いものがあった。
今のカニかまは、調理の仕方によってはカニかカニかまか、
確認しないと間違えそうになる出来栄えになっている。
このカニかまの猛追は、凄まじいものがある。
これは、メーカーの研究と開発の繰り返しによる、涙ぐましい努力の結晶だろう。
少しずつ、色んなモノを織り交ぜながらカニかまが日々進化している。
カニは鮮度や産地の違いといった要素でしか価値基準がないけれど、
カニかまはどんなモノでも織り交ぜることができる。
近い将来は、カニかまがカニの種類による違いを再現してきたり、
カニより美味いカニかまが出来るかもしれない。
「カニ食べ放題」よりも「カニかま食べ放題」に絶大な人気が出るなんてことは、、、、
全くあり得ない話ではない。
誰しも、駆け出しの頃は昔のカニかまのような時代があるもので、
試行錯誤と、増長しては叩かれの繰り返しで、
段々とカニに近いカニかまになっていくのだ。
そして、いつの日か、カニを越えるカニかまになる日が来る。
その時には「カニかま」はもう「カニかま」ではない、別のものになっている。
○○道と名前の付くものに共通する「守・破・離」という概念が、
浅野先生の講義を聞いていて浮かんできた。
恐るべしカニかま。
最近のは本当に完成度が高い。
この講義の後、午後には特別講師のSpecialセミナーが待っているのでした。
続きはまた明日。